芸能

ダウンタウン漫才復活に「雨上がり決死隊解散」「おぼん・こぼん仲直り」が与えた影響

ダウンタウンの2人

31年ぶりの漫才披露となったダウンタウンの2人(吉本興業のYouTubeより)

 吉本興業創業110周年特別公演「伝説の一日」千秋楽公演が4月3日、大阪市のなんばグランド花月(NGK)で行なわれ、ダウンタウンがNGKでは31年ぶりとなる漫才を披露したことが大きな反響を呼んでいる。

 長く漫才から遠ざかっていた2人を再びセンターマイクに呼び寄せたものは何だったのか。ベテラン芸能ライターは、「雨上がり決死隊の解散が与えた影響は大きかったのではないか」と推測する。

「とりわけ変わったのは、松本(人志)さんの浜田(雅功)さんに対する姿勢です。過去、松本さんが浜田さんのことを公に語ることは珍しいことでしたが、2019年に起きた闇営業問題以降は、たびたび浜田さんについて率直な思いを口にするようになりました。

『松本、動きます』という自身のツイートや極楽とんぼ・加藤浩次さんの吉本批判がクローズアップされると、『加藤には山本(圭壱)がいて、僕には浜田がいて、相方が特別な存在やから、その二人を無視した発言をしたことはあまりよろしくなかった』(2019年7月28日放送『ワイドナショー』)と反省を述べました。松本さんが浜田さんを『特別な存在』と明言することは、近年あまりなかったことでした。

 さらに、その闇営業問題で溝ができた雨上がり決死隊の解散が、松本さんをコンビ愛に駆り立てたように見えます。松本さんは、雨上がりの解散について、宮迫(博之)さんが蛍原(徹)さんのほうを向いてなかったのではないかと指摘したうえで、『僕は相方を笑わすことがオモロい』『浜田が俺の言ったことで笑ってることがオモロい』『そこの優先順位が僕はたぶん1番高い』(2021年8月22日放送『ワイドナショー』)とはっきり言いました。これほど率直にコンビ愛を語る姿には、芸人の間でも驚きの声が上がったそうです」

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