コロナによる隔離や海外渡航規制が緩和されつつあるが、今後海外パパ活はどうなっていくのだろうか。海外パパ活のエージェントであるタカシ(仮名)はこう考察する。
「海外の相場は下がっていくかもね。稼げることを聞きつけた女性の応募がとにかく多いから。ただ、今後は日本国内での外国人相手の接客の需要も高まるんじゃないかな。仕事とか観光で外国人が増えるだろうし、コロナ禍でも国内で韓国人が日本人女性を買うデリヘルは盛況だったからね」
もともとクローズドだったパパ活だが、SNSの台頭によって大金を手にしたい女性たちはいつでもそうした案件にアクセスできるようになってしまった。世界規模の性癖や欲望、カネが尽きない限り、パパ活女子たちは生き残り続けるだろう。
(了。第1回から読む)
【プロフィール】
佐々木チワワ(ささき・ちわわ)/2000年、東京都生まれ。ライター。慶應義塾大学在学中。15歳から歌舞伎町に通い、それをもとに「歌舞伎町の社会学」を研究する。著書に『「ぴえん」という病 SNS世代の消費と承認』(扶桑社)。
※週刊ポスト2022年6月24日号