「80歳の壁」著者・和田秀樹氏が重要度を格付け「やめたほうがいいこと」【1】

「80歳の壁」著者・和田秀樹氏が重要度を格付け「やめたほうがいいこと」【1】

 それを回避するために、積極的な肉の摂取を和田氏は勧める。

「コレステロールを多く含む肉は免役機能を向上させ、男性ホルモンの素にもなります。男性ホルモンが充足すると記憶力や判断力、意欲が湧き、筋肉を作ってくれる。そもそも日本人は肉を1日100gしか食べていないので、150gくらいは食べても平気です」

 減塩やダイエットといった節制は心筋梗塞、脳梗塞などのリスクを下げるとされるので、「血管系の疾患とがんなどその他の病気の予防のどちらを優先するかはその人の考え方次第でもある。ただ、何も考えずに“とにかく我慢しなくては”と思い込むことはやめたほうがいい」と和田氏。もちろん、薬を減らしたりする際には自己判断は禁物。信頼できる医師に相談しながら進めるのが必須だ。

※週刊ポスト2022年6月24日号

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