手を繋いで買い物へ行く姿が目撃された風吹ジュン

同棲中のパートナーと手を繋いで買い物へ行く風吹ジュン(2021年11月)

 前述の「成長しない」に私が深さを感じたのは、この対談を読んだせいなのです。大人の女性として、何もかも熟知し、ちゃんと実践している。風吹ジュンさんの美しさは「一日にしてならず」だとも思いました。

 実は、いままでナマで会った数々の芸能人の中で、私がもっとも若いと驚いたのが風吹ジュンさんなのです。あれは風吹サンが『はみだし刑事情熱系』(テレビ朝日系)に出ていらした20年ほど前。共演者だった梅垣義明サン(63才)のライブ会場でのことでした。

 私を含め、観客はフロアに体育座りだったと記憶しますが、最後列にひとりだけ丸椅子に座っている白T姿の“少女”がいたのです。「春日井のグリーン豆」を鼻の穴に詰めて歌いながら飛ばすのをはじめ、宴会芸と本格派のシャンソンの楽しいコラボが梅チャンのライブの真骨頂なので、少女の姿は珍しかったのです。ゆえに私は何度も振り返って彼女を見てしまいました。

 その後、梅チャンが「来てくれました……風吹ジュンさん」と、独特の間と照れた表情で彼女を紹介し、スポットライトが当たってやっと、その“少女”が風吹ジュンさんだとわかりました。

 それまで場内が暗かったから、そう見えたわけではありません。贅肉がまったくないスリムなボディーにピタッとしたTシャツをお召しになり、デニム越しの脚も細くて真っすぐで、どこからどう見てもロングヘアの10代の女の子にしか見えなかった。このときはすでに50代。驚きました。

多くの苦労を微塵も感じさせず、美しさを保っています

 さらに古い話になりますが、風吹ジュンさんといえば、私の世代だと、息継ぎに特徴があって、多くの歌手がモノマネしていたデビュー曲『愛がはじまる時』が印象的でした。胸元が大きく開いた薄手の白いブラウスにデニムをももの部分でカットしたホットパンツで歌っていらした風吹サンは、いまでいうセクシーアイドルというポジションでした。

 改めて検索してみると、「ユニチカマスコットガール」まではいいとしても、「ホステス時代を隠すため、年齢をサバ読んで売り出したことが後にスキャンダルになった」とか、「誘拐事件」「失踪事件」などという、物騒なワードも出てきました。

 もう清純派では売れないということだったのでしょうか。1979年、松田優作さん(享年40)主演の映画『蘇える金狼』で、フルヌードで激しい濡れ場を演じた風吹ジュンさんを、往年の芸能マスコミは、「あの松田聖子サン(60才)よりも先に、スキャンダルをバネにして大スターになった人」というふうに位置付けています。

『寺内貫太郎一家』(TBS系)第2シリーズへの出演は、樹木希林さん(享年75)の口添えがあったからだとか。風吹サンの生きざまが希林さんの“お好み”だったというのは、わかるような気がしますよね。

トピックス

NHK次期エースの林田アナ。離婚していたことがわかった
《NHK林田アナの離婚真相》「1泊2980円のネカフェに寝泊まり」元旦那のあだ名は「社長」理想とはかけ離れた夫婦生活「同僚の言葉に涙」
NEWSポストセブン
米国の大手法律事務所に勤務する小室圭氏
【突然の変節】小室圭さん、これまで拒んでいた記念撮影を「OKだよ」 日本人コミュニティーと距離を縮め始めた理由
女性セブン
公式X(旧Twitter)アカウントを開設した氷川きよし(インスタグラムより)
《再始動》事務所独立の氷川きよしが公式Xアカウントを開設 芸名は継続の裏で手放した「過去」
NEWSポストセブン
大谷翔平の妻・真美子さんを待つ“奥さま会”の習わし 食事会では“最も年俸が高い選手の妻”が全額支払い、夫の活躍による厳しいマウンティングも
大谷翔平の妻・真美子さんを待つ“奥さま会”の習わし 食事会では“最も年俸が高い選手の妻”が全額支払い、夫の活躍による厳しいマウンティングも
女性セブン
現役を引退した宇野昌磨、今年1月に現役引退した本田真凜(時事通信フォト)
《電撃引退のフィギュア宇野昌磨》本田真凜との結婚より優先した「2年後の人生設計」設立した個人事務所が定めた意外な方針
NEWSポストセブン
広末涼子と鳥羽シェフ
【幸せオーラ満開の姿】広末涼子、交際は順調 鳥羽周作シェフの誕生日に子供たちと庶民派中華でパーティー
女性セブン
林田理沙アナ。離婚していたことがわかった(NHK公式HPより)
「ホテルやネカフェを転々」NHK・林田理沙アナ、一般男性と離婚していた「局内でも心配の声あがる」
NEWSポストセブン
中森明菜復活までの軌跡を辿る
【復活までの2392日】中森明菜の初代音楽ディレクターが語る『少女A』誕生秘話「彼女の歌で背筋に電流が走るのを感じた」
週刊ポスト
世紀の婚約発表会見は東京プリンスホテルで行われた
山口百恵さんが結婚時に意見を求めた“思い出の神社”が売りに出されていた、コロナ禍で参拝客激減 アン・ルイスの紹介でキャンディーズも解散前に相談
女性セブン
真美子夫人は「エリー・タハリ」のスーツを着用
大谷翔平、チャリティーイベントでのファッションが物議 オーバーサイズのスーツ着用で評価は散々、“ダサい”イメージ定着の危機
女性セブン
猛追するブチギレ男性店員を止める女性スタッフ
《逆カスハラ》「おい、表出ろ!」マクドナルド柏店のブチギレ男性店員はマネージャー「ヤバいのがいると言われていた」騒動の一部始終
NEWSポストセブン
殺人未遂の現行犯で逮捕された和久井学容疑者(51)。ストーカー規制法違反容疑の前科もあるという
《新宿タワマン刺殺事件》「助けて!」18階まで届いた女性の叫び声「カネ返せ、カネの問題だろ」無慈悲に刺し続けたストーカー男は愛車1500万円以上を売却していた
NEWSポストセブン