しかし、ダイエット食について調べることは最初から楽しかった。実践すればするほど、身体は食べたもので作られているという実感も湧いてきて、今となっては、マイブームが玄米と言えるほど、健康に気を使った食事を考えるのがとても楽しいです。身体の調子もすごくよくて、味覚もちょっと変わってきたように思います。料理はもともと好きでしたが、もっともっと好きになりました。料理本とか出してみたいですね!」
イベント時やTwitter上、手紙などファンからの声が届く機会は多いという。反応をもらえることが嬉しく、励みになるそうだ。その中でも特に嬉しい反応が「面白い!」と言ってもらえることや、ファンの方の笑顔を見ることができた瞬間だという。
「カッコいいって言われるのももちろん嬉しいですけど、面白いって言われることがもっと嬉しいって感じます! カッコいいって言ってもらえたら、もちろん調子にはのっちゃいますよ(笑)。面白いと言ってもらえたときって、“笑顔を届けられたかな”って嬉しく思えるんです。僕が声優になろうと思ったもともとのきっかけは“ものまね芸人”になりたかったから。ずーっと根っこにある思いが、どんな方法であれ“人に笑顔を届けたい”なんですよね。
社交辞令の笑顔ではなく、心の底から笑顔が溢れる瞬間って本当に素敵でパワーがあると思いませんか。僕はそんなに長く生きていないので、偉そうには言えませんが、本当に心から笑っている瞬間って根っこには“幸せ”という気持ちがあると思っています。
イベントなどに来てくださっている皆さんも、笑顔をたくさん向けてくれます。その笑顔を見られる瞬間が僕は本当に嬉しくて、この仕事はすごくやりがいあると感じています」
笑ってもらいたいという思いから、トーク中や文字を書く際も言葉選びを大切にしているという。特に日常のなかで、ファンの反応がダイレクトに伝わるTwitterは、大切にしているツールのひとつ。140文字という文字数制限があるなかで、伝えたいことをわかりやすく、かつクスっと笑える言葉でどうまとめるかを考え、楽しみながら投稿する毎日だという。
「どういう言葉を使うかは常に意識しています。オチをしっかりつけ、面白いことを言えたらいいなと思っています。特に気を付けていることは、誰でも想像しやすい言葉を使うこと。僕の言葉を読んだり聞いたりして、頭の中で理解することに時間がかかると、それって何だっけ? と考える時間ができてしまい、あまりウケないと思うんですよね。生まれも育ちも大阪で、友達との会話の中でもオチが求められるようなコミュニティの中、バシバシ鍛えられました(笑)」
学生の頃からお笑い担当。人を笑顔にしたいという思いを少年時代から継続し、友人や家族という比較的近いコミュニティから、今や日本全国たくさんの人に向けて笑顔を届けたいという思いで仕事に取り組んでいる。そして、それを実現させるため、強く心に決めていることがあるそうだ。
「僕自身がプラスな気持ちで取り組んでいないものを、笑ってはもらえないということを肝に銘じています。イベントなども、“ファンの方以上に全力で楽しむぞ!”っていう心構えで、舞台に立っています。
作り手が楽しんで取り組んでいるかどうかは、なんとなく雰囲気として受け手にも伝わると思うんです。それはイベント中だけではなく収録現場なども全てにおいてです。エンターテインメントを届けている人間として、やっぱり観てくれる人や聞いてくれる人に笑顔になってもらいたい。だからこそ、自分自身がどんなときでも笑顔で前向きに、楽しむようにしているんです」
◆取材・文/田村菜津季 カメラ/黒石あみ メイク/新靖広
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