中居aa

VIPも担当してきた医師の治療を受けていると見られる(写真は2020年)

 X氏はこれまで多くのVIPを受け持ってきた。

「重い病気を患った大物政治家や各界の大御所を多く担当し、芸能人とのコミュニケーションにも慣れているといいます。人望もあり、タレントに合わせた治療プランを提案してくれるといいます。それに、X氏のもとならほかの患者らと一切接触なく、極秘での入院が可能となります。

 中居さんは、最初に虫垂炎と診断された病院から転院してX氏を頼った。いまでは全幅の信頼を置いているそうです」(前出・芸能関係者)

 多くのファンが気がかりなのは現在の病状だ。前述の通り、中居は盲腸がんに侵され、9月に腫瘍摘出の手術をしたと報じられた。消化器外科専門医の石黒成治さんが指摘する。

「盲腸がんは大腸がんの一種ですが、盲腸は大腸の最も奥にあり、肛門から遠いため、血便や腹痛などの自覚症状が起こりにくい。一般的には、わかったときにはかなり進行しているケースも多い」

 9月に腫瘍を摘出した中居は、なぜ11月に再び手術を受けたのか。可能性のひとつが、がんの転移だ。

「あくまで一般論ですが」と前置きして石黒さんが語る。

「前回、手術をした際の腫瘍がかなり進行していて、ほかの臓器に転移していた可能性があります。大腸がんは肝臓や肺、腹膜に転移しやすいのです。また、腹膜転移が進行したがん性の腹膜炎で腸閉塞を発症すると、腸が詰まって食事が摂りにくくなります。

 それを解消して食事をしやすくするために、再び手術に踏み切ったという可能性もある。手術前に収録したという『珍プレー』で中居さんがすごくやせていたのは、腸閉塞でなかなか食事ができなかったということも考えられます」

 手術から1か月半ほどが経ったが、今後はどうなるのか。

「数時間に及ぶハードな手術を終えたのだから、3~4か月ほどの静養が必要でしょう。いまの時期は、まだ歩くこともつらく基本は寝ているはずです。食事が再開できていない可能性もあります。

 また、がんが転移していた場合、手術で腫瘍を除去できたかどうかにかかわらず、術後に抗がん剤治療が必要なケースがあります。その場合、吐き気や食欲不振などの副作用が起こり、さらに食事が摂れなくなることも珍しくありません」(石黒さん)

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