昨季4位で5年ぶりのBクラスに沈んだ巨人は、長野久義が無償トレードで広島から復帰。ソフトバンクを退団した松田宣浩が加わった。さらに、新外国人投手で前パイレーツのビーディ、今季メキシカンリーグでプレーしていた左腕のメンデス、前メッツのロペスの獲得を発表した。FA補強はなかったものの、山口寿一オーナーは「去年のようなことはないと思っています」と期待を込めた。
「ビーディ、メンデスは先発要員、ロペスはキューバ出身で『右のチャップマン』と形容された剛速球が武器でセットアッパーとして期待されます。岡本和真が主将に就任し、チームが刷新されましたが頂点に立つためには、救援陣の不安は解消されていない。現代野球は救援陣の質、量を充実させないと優勝争いから脱落する。主力の高齢化が進む中、坂本勇人、丸佳浩を脅かす選手が台頭していないのも気がかりです。歯車がかみ合わなければ、Bクラスどころか最下位もあり得ます」(スポーツ紙デスク)
ヤクルトのリーグ3連覇を阻むチームはどこか。巨人は原辰徳監督の進退をかけたシーズンになる。