──食事の誘いを断り続けていたら、嫌がらせを受けるようになった?
「移住当初は、『前例はないけど、役場YouTuberのような役割も期待している』と言われていたんです。でも、地元のお店を紹介したいというと、Aさんからは『まだ早い』と言われ、役場に相談しても担当者からは話をはぐらかされました。Aさんからの連絡や誘いは頻度が増えていき、一度、自宅の庭でカメラマンさんと15分ほど撮影をしていたのですが、その日のうちにAさんから『さっき、彼氏が来ていただろ』と連絡が来たんです。
監視されているようで恐ろしかったですし、私の行動は筒抜けなんだと思ったら、とても怖くなりました……。Aさんからは、スタッフのカメラマンさんや事務所の悪口を聞かされるようになり、あげくYouTuberをやめて知人の会社で働くように勧めてきたりもされました。Bさんも撮影の仕方や編集に口出しするようになってきました。
BさんはAさんの先輩でもあったので、『頻繁に誘われるけど、Aさんと2人では会いたくない。なんとかならないか』と相談したのですが、Bさんは『直接会わなければ伝えられないこともある』、『Aさんと関わらなければ、鶴居村では生きていけない』と激怒されました」
「役場の職員が自宅に勝手に侵入してきた」
──親御さんも心配されていた?
「ただでさえ地元から遠く離れた北海道に移住して心配をかけているので、しばらくは我慢していたのですが、Bさんに言われた『Aさんに関わらないとこの村では生きていけない』という言葉がきっかけで、母と当時のマネージャーに相談しました。母は『もうそんなところにいなくていい!』と言ってくれて、それがきっかけで今の拠点に避難しました」