──今は北海道の違う地域に避難しているそうですが、実は1年以上前に移っていたと聞きました。公表まで時間があいた理由は?
「ここ最近、私のYouTubeを見て、実際に鶴居村を訪れた人からメッセージをいただくことが増えました。この1年間で視聴者が増え、私が紹介しているからと村に遊びに行く方もいて、嬉しいなと思っていたんです。ただ、その中で『村に遊びに行ったら、りんの悪口を村民の方から聞きました』とか『りんはここに住んでいないから、嘘なんだよと言われて、残念です』とか、そういう声がちょこちょこ届くようになって。私は好きで鶴居村から離れたわけではないんだけどな……って。
以前に所属していた事務所からは公表を止められていたのですが、事務所を離れることになったというのもきっかけです。この間、いくつか仕事のオファーがあったのですが、担当の方が鶴居村に足を運んだ後に立ち消えになってしまったこともありました。書籍の出版や金融機関の機関誌のインタビューだったのですが、鶴居村でどんな話が広まっているのだろうと悲しくなって、これは自分の言葉で説明するしかないと考えました」
──動画公開後の反響は?
「反響は大きいですね。同業のYouTuberは応援してくれたり、心配したりしてくれる人が多いです。一方で、動画のコメントには中傷するようなメッセージもきます。今回(3月24日配信)の動画を上げてから、よくコメントで『露出が多いから、自業自得なんじゃないですか?』という声もくるのですが、それとこれとは別問題だと思っています。露出は私がある種戦略的にやっていることですが、私の動画と彼らの行為については関係ない。
それから、すごく怖かったのは、動画を公開した後、鶴居村の役場の職員が私の自宅に勝手に侵入してきたのです。生活の拠点は別のところに移していますが、鶴居村の住居は1年契約で3月いっぱいの家賃は支払い済みでした。職員の方がやってきたのは、3月27日だったので契約期間中なのですが、私には事前に連絡は一切ありませんでした。更新に関する書類も未だに私の手元には届いておりません」
こうしたりんさんの主張に対し、当事者はどう語るか。A氏の先輩にあたるB氏、そして鶴居村役場に取材した──。
(後編に続く)