そもそも悪いことをすれば、報じられたり、社会的な制裁を受けたりするのは当然ですよ。そこに圧力をかけるのであれば、球団は悪事を助長していることになる。悪いニュースを流させないようにして守るから、選手がまた同じ過ちを繰り返す。
球団がメディアに報じさせないように動いているとすれば、選手には自然と『悪いことをしても大丈夫』という油断が生まれる。球団の隠蔽体質も問題ありますが、メディアも球団の顔色を窺い過ぎている」(前出・ベテラン記者)
選手は“バレなければいい”という姿勢で問題を起こし、発覚すれば球団は“過保護”に守る。影響力の大きいテレビは“忖度”して報じない。この3つの関係性に変化がなければ、プロ野球選手のスキャンダルは今後もなくならないのではないか。