ガーシー

手錠をはめられながらも、にっこりと不敵な笑みを浮かべるガーシー容疑者

 大阪での車販売店経営から東京などでのバー経営者に転身。そこで培った芸能人脈を生かして、芸能事務所やアパレルブランドまで展開したが、ギャンブルで破滅。人気K-POPグループBTSに関する詐欺疑惑を告発され、約1年半前に夜逃げ同然で海外へ逃亡した。

 事情を知るある芸能関係者は「逃亡前は、有名芸能人が住んでいた渋谷区の家賃33万円ほどの高級マンションに暮らしていました」と明かす。それが、自著『死なばもろとも』によると、最後は有り金が110円しかなくなり、親戚に借金をし、そのお金で海外へ逃亡したという。

「家賃も光熱費も踏み倒したままだったそうですよ。その後、支払ったのかはわかりませんが……思えば、人を騙したり、お金のトラブルを起こしたり、暴露で昔の友人を脅したりと、かなり非道なことをやってきたけど、一定のファンを得られるというのは、彼が言うところの“ダークヒーロー”なんでしょうね」(前出・芸能関係者)

 極貧になって以降はご存知の通り。暴露系YouTuberとして彗星の如く表舞台に現れると、あっという間に月に4000万円以上稼ぐほどの人気を獲得。さらには、当時のNHK党立花党首から「当選したら3億円を支払う」と誘われて、昨年7月の参議院議員選挙に比例区から立候補。28万票を得て、初当選した。その3億円が支払われたかは不明だが、収入源だった動画投稿サイトなどを次々と閉鎖されていっても、すでにBTS詐欺の被害者たちへの弁済は終了済み。今回の警察による捜査が無ければ、このままドバイで悠々自適に暮らしていたという。

 果たして、ここからどんな処分が下されて、どんな人生を歩んでいくのか。今はまだ、本人も含めて、誰も予想がつかない状態だ。

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