そこで名前が挙がったのが監督経験こそないものの、日米通じて圧倒的なキャリアを持つイチロー氏(49)だ。阪神OBの江本孟紀氏が語る。
「メジャーで最も活躍した日本人選手であり、知名度も高い。日本人メジャーリーガーもイチローに声をかけられたら断われないはず。それにWBCは国際大会だから世界的に知られた人のほうが盛り上がるでしょう」
様々な観点から次期監督にふさわしい人物の名が挙がったが、元大洋の平松政次氏は栗山前監督のカムバックを切望する。
「大谷やダルを参加させたのは栗山の人間力の賜物です。彼でなければ最強のオールジャパンは組めない。NPBは栗山に頭を下げてでも再登板してもらうべきです」
多士済々の日本代表を率いるのは果たして誰になるか。
※週刊ポスト2023年6月23日号