腸活にはきのこよりキウイ
4位に「納豆」、7位に「ヨーグルト」がランクイン。腸内環境を整えることもダイエットにつながると読みとれる。
「納豆は発酵食品で、たんぱく質と食物繊維が豊富。炭水化物をエネルギーにするビタミンB1も多く含まれています。たんぱく質の量は1パック(40g)あたり、約6.6gと多く、アミノ酸がバランスよく含まれるので、体内に吸収されやすい。価格が安くて手軽なので、毎日食べるのに適しています。同じく腸活に役立つヨーグルトは、たんぱく質の含有量が多い商品を取り入れている人の方が多く摂っているようです」
8位は、食物繊維やビタミンなど10種類の栄養素が詰まった「キウイフルーツ」。栄養素充足率(※同じ量を食べた場合に、ビタミンやミネラル、食物繊維などの17種類の栄養素が基準値に対してどのくらい含まれているかを数値化したもの)は果物の中でナンバーワンを誇る。
「キウイといえばビタミンCが豊富なイメージですが、ペクチンと呼ばれる水溶性食物繊維も多く含まれます。水溶性食物繊維は、便を軟らかくしてスムーズな排便を促してくれる。脂肪の吸収を抑え太りにくい体を作る『短鎖脂肪酸』を生成するための腸内細菌のえさにもなります。きのこも食物繊維が豊富で食べてほしい食材ですが、ぜん動運動は朝が最も活発なので、手軽なキウイで食物繊維を摂るのがいい」
炭水化物では白米より玄米が人気だ。
「9位に『玄米』が入っていますが、11位には『麦ご飯』が控えています。どちらも食物繊維やビタミンB1が多く含まれている。ビタミンB1は糖質の代謝に必須の栄養素なので、食事に取り入れている人が多いのでしょう」
※女性セブン2023年7月20日号