「秋広をケガさせなくてよかった」
原監督は今年3年契約の2年目。秋広優人や門脇誠などの若手が育っており、Bクラスでも来年の続投が既定路線となっている。
「来年優勝できなければ、辞任は避けられない。今年の優勝は絶望的ですから、来年にかけるしかない。ブリンソンに代わって、ドラフト2位ルーキーの萩尾匡也が昇格しました。今後、開幕スタメンだった26歳のオコエ瑠偉、一昨年レギュラーだった28歳の松原聖弥といった生き残りをかける選手にチャンスを与えてもいいでしょう。
ブリンソンはプレー時に周りが見えないタイプですから、レフトの選手と交錯してケガをさせてしまわないかという心配もあった。実際、岡本和真がレフトを守った時に危ない場面もありました。もしレフトの秋広をケガさせてしまえば、大変なことになった。ブリンソン1人のミスでとどまっているうちに、起用をやめる必要があった」
開幕当初はミスを取り返す打棒でボーンヘッドも愛嬌と思われる側面もあったが、何度も連発するようではプロとは呼び難い。原監督はこれまで6月、7月と2度ブリンソンを二軍落ちさせたものの、結局は昇格させた。今回はどうなるか。このままブリンソン劇場は終幕してしまうのか──。