自身の晴れ舞台なのはもちろんあるが、『SHOCK』はジャニーズJr.の面々が経験を積む場としても機能してきた。
「歌とダンスで魅せるミュージカルの経験は、アイドルとして活動する上で大きな財産になります。そういった“アイドルの魂”を、エンドレスに承継したいと思っているから、光一さんには退所の選択肢がないように感じられます」(前出・演劇関係者)
同様なのが岡田准一(42才)だ。V6はすでに解散しており、グループ内ユニット「Coming Century」を組んでいた三宅と森田剛(44才)は事務所を去った。だが、ソロでの活動は充実の一言だ。放送中の大河ドラマ『どうする家康』」(NHK)では、織田信長を好演。ジークンドーなど3種類の格闘技の師範資格を持つ岡田は、この9月に、アメリカ・ラスベガスで開催されたブラジリアン柔術の世界大会に参加し、クラス別で1勝を挙げた。
「格闘やアクションをふんだんに使った作品への出演には満足しているようです。そういった自身の経験や知識を、後輩に伝えていきたいとも思っているようです」(別の芸能関係者)
都内のジャニーズ事務所のワンフロアには、所属タレント専用のスポーツジムがある。
「器具の選定など、プロデュースしたのは岡田さんです。後輩たちがいつでも使えるように、岡田さんのたっての希望で24時間利用でき、サウナも完備しています。Jr.が主に使用していますが、岡田さんが顔を出して格闘技の手ほどきを行うこともあるそうです」(前出・別の芸能関係者)
彼らに共通するのは、「後進の育成、交流」を見据えている点だ。それが「残る」と決めた理由なのだろう。
※女性セブン2023年9月21日号