食品事業には次なる企画も進行中だ。餃子やレモンサワーなどの東スポブランドを扱うリアル店舗の出店だという。
「場所などはまだ未定ですが、実現に向けて進行中です。社員の中で、調理師免許を取りたい社員がいたら取得して出向してもらうなどの方法も考えています。読者の方が仕事帰りに東スポ餃子を食べ、東スポレモンサワーを飲みながら、東スポを片手に土日は競馬を観るというおっさん臭い店になるかもしれません」(佐藤氏)
今後は食品業界だけにとどまらない「東スポらしさ」も見られるかもしれない。佐藤氏はこう結んだ。
「実は今、誰もが知っているあっと驚くような企業とのコラボが進行中です。違うアングルでの事業展開も考えています。ヒントですか? 滋養強壮……かも」
駅売りで見出しが気になり東スポを買って、見出しの織り込まれていた部分を広げると「か?」と出てきた時のガッカリ感と不思議な安心感……。あの松井秀喜も創刊60周年にあたり「東京スポーツは事実か事実でないか分からないことを堂々と1面にできる稀有な新聞社であります」と賛辞を送っている。ネット全盛時代になっても東スポは変わらぬ驚きを提供してくれるだろう。