この動きから、「猿之助」の名跡の行方が見えてくるという。
「未だに周囲がここまでの厳戒態勢を敷き、猿之助の動向をわからないようにしている状況では、四代目本人がもう『猿之助』の名で活動することは難しいでしょう。本人もそれはわかっていて、名跡を返上するつもりでいるのではないか。猿之助さんが、実質澤瀉屋のトップになっている中車さんに返上することを伝え、中車さんと松竹が話し合った上で、決断を下すことになる。
後継が既定路線となっている團子くんは人気はありますが、19歳と若く、今名前を継がせるには無理がある。となると、『猿之助』の名が返上された後は、後継が育つまで『空位』とするのでは」(同前)
※週刊ポスト2023年10月6・13日号