一番最悪なパターン
吉高は、2014年の連続テレビ小説『花子とアン』(NHK)でヒロインを務めた。過去、大河主演と朝ドラヒロインの両方を担ったことがあるのは松嶋菜々子(50才)、宮崎あおい(38才)、井上真央(37才)の3人のみ。そこに、『光る君へ』への出演で吉高が名を連ねたことになる。
高校1年でデビューし、すでに20年近いキャリアを誇る吉高。数多くのドラマや映画で主演を張ってきたが、臆病で小心な一面を隠し持っているという。
《常に周りを観察して今起きたら一番最悪なパターンを考えています。例えば、前に鉄のポールを積んだ車が走っていたら、もしこれが落ちてきたらどう避けよう、とか。(中略)些細なことですが、ついてない事態の遭遇率が高いから、リスク回避のために危機予測する癖が身についているんだと思います》(『CLASSY.』、2022年11月号)
かつて、吉高はインタビューでそう明かしていた。
「トーク番組などでは思ったままをストレートに表現する度胸のよさがありますし、お酒好きの面もあるので飲みの場でのエピソードにも事欠きません。そういった部分にスポットライトが当たりがちですが、本人は超マイナス思考で、出番の前には震えるほど緊張して、“失敗したらどうしよう”ということばかり考えてしまうようなタイプです」(芸能関係者)