吉高由里子(よしたかゆりこ)

吉高由里子のプロフィール

吉高由里子
年齢:34歳
生年月日:1988年07月22日
趣味・特技:食べること
身長:157cm
出身地:東京都
最終更新日:2022年07月12日

吉高由里子の最新ニュース

RADWIMPS野田洋次郎、美女をお持ち帰り “合コン”には親友の妹・松田ゆう姫も参加
RADWIMPS野田洋次郎、美女をお持ち帰り “合コン”には親友の妹・松田ゆう姫も参加
 日ごとに涼しくなる8月中旬の夜のことだった。この日「RADWIMPS」の野田洋次郎(37才)が仲間たちと飲み明かし、タクシーで帰路についたのは、明け方の5時半。店の前で男女2人を乗せたタクシーは野田だけを降ろし、車内に残る女性の家に向かうかと思いきや、車は野田の家の周りを一周。 再び野田の家に戻り、エントランス前でピタリと止まった。しばらくすると女子アナ風の美女があたりを見回しながら車を降りる。そして野田の家に吸い込まれるように入っていくのだった──。 野田といえば、人気バンドのボーカル&ギターとして絶大な人気を誇るだけでなく、超がつくほどのモテ男として知られている。これまでにも人気女優との交際が幾度も報じられてきた。 たとえば吉高由里子(34才)とは、同棲し、街中でも手をつないで歩く堂々とした交際ぶり。長澤まさみ(35才)とは、ベトナム料理店でのデートが報じられ、波瑠(31才)とは、吉高とよく通っていたビストロで食事を楽しむ様子も目撃されている。そんなモテ男は今年5月にも女優の馬場ふみか(27才)と飲み歩く姿が報じられたばかりだが、この日選んだのは、前述の女子アナ風美女だった。「この日は、野田さんの仕事関係者の誕生日を祝った後、“合コン”に合流。男女6人ほどの会だったようですが、中には、野田さんの親友である松田龍平さん(39才)の妹・松田ゆう姫ちゃん(34才)の姿もありましたよ。朝5時頃までカラオケを楽しんだようです」(野田の知人) 夜が明け、カラオケ店から千鳥足で出てきた野田たち。野田が友人と飲み始めてから8時間が経過しようとしていた。次々に仲間たちをタクシーに乗せるも、野田と女性は最後まで友人らを見送り続ける。そして最後にタクシーに乗った2人が向かったのが野田の自宅だったというわけだ。 かなりの遊び人に見える野田だが、意外にも結婚願望が強く、これまで交際した女性たちにも結婚をほのめかすことが少なくなかったという。「実は野田さん、少し前にあるモデルの女性を口説いていて、そのときも『つきあって』ではなく『結婚して』とアピールしていたそうなんです。ちなみにその女性はいま、ドラマの主演クラスの人気俳優とつきあっていますが……」(芸能関係者) 年貢の納め時はいつになるだろうか。※女性セブン2022年9月8日号
2022.08.30 13:20
吉高
吉高由里子も大河で抜擢!過去に大物女優たちはどんな紫式部を演じてきたのか?
 2024年放送のNHK大河ドラマ『光る君へ』の主人公・紫式部役に起用されたのは、女優・吉高由里子(33才)だ。過去、多くの大物女優が努めてきた紫式部という役。女優たちはどんな紫式部を演じてきたのか。時代劇研究家でコラムニストのペリー荻野さんが解説する。 * * * 2024年度の大河ドラマで吉高由里子が紫式部を演じるということで話題になっている。 これまでの大河ドラマの中では二番目に古い時代が舞台で、生没年もはっきりしていない人物が主人公など、かなり斬新な内容になることは間違いない。 実はこれまでにも紫式部は、しばしば映像作品に登場している。そこに共通するのは、どの作品でも大物女優が演じているということ。生田斗真が光源氏を演じて注目された2011年の映画『源氏物語 千年の謎』は衝撃的だった。なにしろ、始まりがいきなり紫式部(中谷美紀)のラブシーン! その相手が名乗った名前が、物語のカギになるのである。 やがて宮中に召し出された紫式部は、今を時めく権力者・藤原道長(東山紀之)から、「帝のお心をとらえるのだ。そなたの筆で」と命じられる。紫式部の眉毛はくっきりと吊り上がり、覚悟と決意が現れている。だが、その強さ秘められたものにあの陰陽師・安倍晴明(窪塚洋介)も戦くのである。 また、天海祐希がモテモテ光源氏を演じた2001年の映画『千年の恋 ひかる源氏物語』では、日本を代表する映画女優・吉永小百合が紫式部役。牛車に乗り、御簾から都の様子を眺めつつ、「この世のことはかりそめぞ」とつぶやく紫式部は、「わしは満月じゃ」と栄華を誇る道長(渡辺謙)に従い、物語を綴る。 ここで忘れられないのは、国民的女優・森光子が清少納言役で登場したことだった。「春は…あけぼの」とぽつりとつぶやくだけで、かなりの迫力。紫式部は『紫式部日記』に「清少納言こそしたり顔…」などと、書いている。しかも清少納言も、道長を「いい男」と思っていた!? こりゃ、大変だとドキドキする。 そして、私がもっとも驚いたのは、1991年年末と1992年正月二週にわたって放送されたドラマ『源氏物語 上の巻 下の巻』。紫式部を演じたのは、三田佳子。脚本・橋田壽賀子、プロデューサー・石井ふく子。そうです。「渡る世間は源氏物語」…ではないが、『渡る世間』メンバーが数多く出演した、前後編計8時間の大作だった。 紫式部が自室で物語を綴る場面と、『源氏物語』の場面が入れ替わりながら進むこのドラマ。面白いのは、紫式部のひとりごとだ。29歳のとき、17歳年上の方に嫁ぎ、「やっと妻になった」と思ったら、夫と死別、「虚しさのつれづれに書いております」「学者の家に生まれ、地味な暮らしの中に…」などなど、自分の歩みを語ったと思ったら、道長(石坂浩二)が部屋に来る気配を察知し、カメラ目線で「(原稿の)ご催促が厳しいのです」と言い放つ。 ちなみにこのドラマの道長は、声だけの出演。「道長じゃ!!」「うわっはっはっは」と威張って見せたり、「なになに」「式部、これはないぞ、そりゃ酷じゃ!!」と物語の展開に文句を言ったりする。すると三田式部は「余計なお口出しは無用にございます」とぴしゃっと反論するのだ。さすが、橋田作品。語るわ、怒るわ。こんな紫式部、見たことない。 三田佳子は、橋田壽賀子脚本の大河ドラマ『いのち』で主演を務めている。紫式部は、権力争いや男女の愛憎を見つめた目撃者として、作家として、娘を持つ母として、時代を生きた。いよいよ大河の主役になる時が来たのである。
2022.05.19 11:45
実は「てびち」(豚足の煮付け)が苦手な黒島結菜
「朝ドラ女優」たちの涙ぐましい努力 壮絶なオーディションの舞台裏
 世間から注目される朝ドラに出演することは、女優にとってステータス。キラキラと輝く「朝ドラ女優」たちについて、コラムニストで放送作家の山田美保子さんが分析します。 * * * 黒島結菜サン(25才)がヒロインを務める2022年度前期のNHK連続テレビ小説(以下、朝ドラ)『ちむどんどん』は、沖縄の本土復帰50年を記念し、本島北部のやんばる地域を舞台にした「家族」の物語です。 ファーストシーンは、ヒロインの子供時代の稲垣来泉チャン(11才)がシークワーサーの木の枝に何度も飛びつき、それがいつの間にか、黒島結菜サンに変わり、果実をもぎとり、かぶりつくという、彼女の清々しいルックスにふさわしいものでした。 10代の頃、「あの子は誰?」と世間をおおいに賑わせたNTTドコモのCM「想いをつなぐネットワーク」篇以来、黒島サンの出演作を追いかけていた私は、ついにこの日が来たか……と感動で震えてしまいました。 実は黒島サンは2014年の『孫のナマエ〜鴎外パッパの命名騒動7日間〜』(NHK BSプレミアム)に出演してから、地方局やスペシャル、続編などを含めるとNHK作品に20本以上も出演。「NHKに育てられた」と言っても過言ではないのです。 思えば、昭和の朝ドラヒロインの多くはほぼ新人で、色がついていない明るく元気なタイプばかりでした。CM出演もNGで、色がついていない優等生の“NHK出身”“朝ドラ女優”なる肩書は、その後のキャリアの邪魔になることも。明るく元気なまま、イメチェンできずに“おばさん”になっていくため、母親役や老け役に移行することがなかなかできなかったというワケです。 でも、開始時間が15分繰り上がり、8時ジャストに変更された2010年度前期の『ゲゲゲの女房』からは、作品にハマれば新人でなくてもヒロインに選ばれるように。『おひさま』の井上真央サン(35才)、『梅ちゃん先生』の堀北真希サン(33才)、『スカーレット』の戸田恵梨香サン(33才)、『なつぞら』の広瀬すずサン(23才)、『カムカムエヴリバディ』の深津絵里サン(49才)や上白石萌音サン(24才)らは、朝ドラのヒロインに選ばれる前から皆、主演女優さんでしたからね。 そして、“朝ドラ”の視聴者層を劇的に変えた立役者ともいうべき『ゲゲゲ〜』の松下奈緒サン(37才)は、夫役・向井理サン(40才)のブレーク前夜とも重なって、NHKの朝の大改編を成功させました。8時15分過ぎ、『あさイチ』の有働由美子アナウンサー(53才)や井ノ原快彦サン(45才)が“朝ドラ”の感想を言い合ったり、時に有働サンが涙ぐんだりするのが「お約束」になったのも『ゲゲゲ〜』から。松下サンは同年の『NHK紅白歌合戦』の紅組司会にも抜擢されました。 忘れもしません。その際、ドSな向井サンがNHKホールを訪れ、開口一番、松下サンに「緊張してんじゃない?」と言い、鼻で笑ったことを(苦笑)。劇中のツーショットがあまりにもお似合いだったため、一部で交際のウワサが流れていたお二人でしたが、あぁ違うんだ……と向井サンの熱烈なファンだった私は安心したことを覚えています。 ただ松下サンは、そこからは高すぎる身長がネックになっているような……。ファッション誌でハイブランドを誰よりも美しく着こなしたり、ピアニストとして音楽祭にお出になったり、『日経スペシャル ガイアの夜明け』(テレビ東京系)で案内人をされたりする方がお似合いと思える、希有な存在の朝ドラ女優さんです。 長身コンビといえば、2013年度後期の『ごちそうさん』の杏サン(36才)と東出昌大サン(34才)も思い出されますよね。撮影のため大阪のホテルに寝泊まりし、作品内で使った小道具や食材などの“消えモノ”を持ち帰って自炊していたという杏サンは、東出サンに演技指導をしていたとの報道もありました。撮休になっていた2014年の年始、『女性セブン』がスクープしたのは、揃ってホームセンターで買い物するツーショット。それがあんなことになるなんて。朝ドラファンをガッカリさせた東出サンの罪は重いです。 でも、杏サンの好感度は変わらず、お子さん三人のママとしてたくましく生きる、カッコよくて知的な女性という印象です。母子揃ってのフランス移住のウワサも絶えませんが、私は杏サンの輝かしい“第二ステージ”に心から期待し、応援したいと思います。朝ドラならではのオーディション その『ごちそうさん』には、「焼氷有りマスの唄」で、高い歌唱力が認められ、一気に知名度を上げ、2016年度前期の『とと姉ちゃん』でヒロインになった高畑充希サン(30才)や『とと姉ちゃん』→2020年度後期の『おちょやん』の杉咲花サン(24才)のように、脇役女優さんたちにも注目が集まっているところです。 その陰には、朝ドラならではの壮絶なオーディションの存在があるといわれます。何千人もの女優さんがヒロインを夢見て参加するオーディションでは、「ヒロインは難しいけれど、友人役や妹役で」というふうに、その場に残るかたたちがいるのです。 代表的なのは、2015年度後期『あさが来た』→2019年度前期『なつぞら』→2021年度前期『おかえりモネ』の清原果耶サン(20才)でしょうか。しかも、そのステップアップの途中で主演したNHK「ドラマ10」枠の『透明なゆりかご』まで話題になったのだから素晴らしいです。「ドラマ10」といえば、2013年度前期の『あまちゃん』で、「入間しおり」として埼玉をアピールした松岡茉優サン(27才)が桐谷健太サン(42才)とW主演した『水族館ガール』も忘れるワケにはいきません。松岡サンは木曜時代劇『銀二貫』でも好演されました。黒島サンほどではありませんが、清原サン、松岡サンのお二人も、朝ドラきっかけでNHKに育てられた女優さんの代表といえるでしょう。 そして、2011年度前期『おひさま』→2014年度前期『花子とアン』→2015年度前期『まれ』の土屋太鳳サン(27才)。彼女がオーディションで「チャンスをください!」と懇願して自身をアピールしたのは有名なエピソード。実は『花子とアン』の撮影が22時30分まで続いていて、オーディションは23時30分からだったそうです。 その前に、『花子〜』のヒロイン、吉高由里子サン(33才)が「私のパワーを全部あげるから、がんばっておいで」と送り出してくれたのだとか。がんばり屋さんのイメージは“昭和の朝ドラヒロイン”だけのものだと思っていたのですが、土屋太鳳サンの“がんばり”というのは一点の曇りもないものなのだそうです。当初、それを疑ってかかっていたプライベートでの友人、青山テルマさん(34才)が「本当に、がんばり屋サンのイイ子」と言っていましたから(笑い)。朝ドラ女優さんは皆さん、がんばり屋さん がんばるといえば、2013年度前期の『あまちゃん』→2017年度前期の『ひよっこ』でヒロインとなった有村架純サン(29才)は、脚本家の岡田惠和さんの強い希望により、オーディションをせずにヒロインになっています。しかし、「みね子」になりきるために5kg増量。東京編の際には「身も心も引き締まっていくのを表現したい」といい、体重を増減させたのです。やっぱり、朝ドラの女優さんというのは皆さん、がんばり屋さんなんですね。 そして、2010年度以降の朝ドラで、私がもっとも熱心に見ていたのは、井上真央サン主演の『おひさま』(マイコさん〈37才〉、満島ひかりサン〈36才〉らとの“白紙同盟”含む)と、能年玲奈(のん)サン(28才)主演の『あまちゃん』と吉高サン主演の『花子とアン』、そして波瑠サン(30才)主演の『あさが来た』。役柄にピタリとハマった女優さんが懸命に好演し、キャストの皆さんと切磋琢磨した現場では、多くのスターが誕生するものです。 なかでも特筆すべきは、『あさが来た』の清原サンと小芝風花サン(25才)、吉岡里帆サン(29才)ではないでしょうか。順番としては、メガネ女子だった吉岡サンが最初に売れて、次に清原サン、小芝サン。朝ドラをステップに国民的な女優さんになるためには、演じたときの年齢も大切なのです。その意味で小芝サンは当時若すぎたのかもしれませんが、『トクサツガガガ』や『歪んだ波紋』、『パラレル東京』などなど、NHKからのご指名女優になりつつある。朝ドラヒロインも夢ではないと思っているところです。 2010年度以降の朝ドラヒロインにはドラマがいっぱい。5月以降も『ちむどんどん』を楽しもうと思います。構成/山田美保子『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)などを手がける放送作家。コメンテーターとして『ドデスカ!』(メ〜テレ)、『アップ!』(同)、『1周回って知らない話』(日本テレビ系)、『サンデージャポン』(TBS系)に出演中。CM各賞の審査員も務める。
2022.05.17 22:54
番組公式HPより
『最愛』を牽引した松下洸平 「切なく耐える男」をやらせたら随一
 鮮烈な印象を残すのは常に主役であるとは限らない。ドラマウォッチを続ける作家で五感生活研究所代表の山下柚実氏が分析した。 * * * 高い満足度を獲得している秋ドラマ『最愛』(TBS系 金曜午後10時)もいよいよ最終回。正直、ドラマの前半は展開が複雑で話についていくのがやっとでした。時空間が飛びまくり過去と現在が交錯し、そのわりに意図的なのか説明が少ない。記憶喪失という飛び道具に複数の事件も絡み、「犯人は誰か」という謎解きだけでなく企業スキャンダルに週刊誌のスクープと話題はてんこ盛り。 それでもドラマを追いかけ続けることができたのは、ある人の牽引力のおかげです。宮崎大輝を演じている松下洸平さんの存在は大きかった。混沌とした物語の中で唯一、大ちゃんはピンと張ったまっすぐな1本の糸のように視聴者を導いてくれました。 製薬会社・真田ウェルネス代表取締役、真田梨央(吉高由里子)と、若い時心を通わせあった宮崎大輝。しかし15年ぶりに再会した時は、かたや連続殺人事件の重要参考人、かたや警視庁刑事部捜査一課の刑事。二人は「追われる者と追う者」という悲劇的な関係に。 心を鬼にして事件を追求しなくてはならない大輝。しかし梨央に会えば会うほどさらに深く惹かれていく。切なく思い詰めた大輝の表情に、宇多田ヒカルの主題歌『君に夢中』のメロディが被さる。あまりにもピタリとはまっている松下洸平という役者。その表情に、思わず見とれて心を振るわせた視聴者も多かったはずです。 何がそうさせているのかといえば、やはり良い意味での「普通感」でしょう。ふと見ればそこに歩いていそうな一重まぶたのしょう油顔。白いワイシャツ姿、飛騨弁で語る木訥さ。純なA型風生真面目さと漂う孤独感。過去に恋した女に今また惹かれて自分が制御できなくなる。過去と現在の両方を追いかける大輝のとまどい、そして耐える姿に男の色気も漂う。 ドラマにはもう一人、耐える男が出てきます。加瀬弁護士(井浦新)です。大輝と加瀬はいずれも身近にいそうなリアルさがあり思い詰めていく真面目な性格もどこか似ている。そんな二人が、梨央(吉高由里子)を奪いあいながら守りあうという物語の構造もいい。 松下さんは34才、コツコツと積み重ねてきた苦労人です。鳴かず飛ばずの時期も長かったとか。何度もオーディションに落ちたというNHK連続テレビ小説でとうとう2019年『スカーレット』への出演を果たしました。 陶芸家のヒロイン・喜美子(戸田恵梨香)の夫・八郎という重要な役を演じ、「八郎沼にはまる」女性ファンも続出。しかし、実話では外に女を作って出て行った夫であり、ドラマの中でも喜美子に陶芸家になってほしくない、陶芸に情熱を注ぐ妻を引き留めたい、という不器用で煮詰まった夫で結局、喜美子と離婚してしまう。 男のワガママを垣間見せる八郎のような役もいいのですが、それ以上に、松下さんは今回の大輝のような一途に繊細に思い詰める男性像がハマる。そう、切なく耐える男をやらせたら右に出る者はいない。「事件を追う刑事は、かつて心を通わせた最愛の人だった」というドラマのキャッチフレーズに凝縮されているように、結局このドラマは複雑なサスペンスや謎解きをしつつ、「最愛」の人に「夢中」になった孤独な男の物語のようにも映ります。
2021.12.16 16:49
「いつも定時で帰るのに仕事ができて人望も厚い」東山結衣役の吉高由里子
ネット沸騰の長編ミステリー『最愛』『真犯人フラグ』 意外な支持層の違い
 今期のドラマで話題を呼んでいるのが『最愛』(TBS系)と『真犯人フラグ』(日本テレビ系)だ。いずれも長編ミステリーという共通を持つが、それぞれのドラマを支持する人たちの傾向は少し違うようだ。コラムニストでテレビ解説者の木村隆志さんが解説する。 * * * 12月に入って秋ドラマが終盤戦に入り、クライマックスに向けて物語が動く中でも、ネット上で特に盛り上がっているのが、『最愛』と『真犯人フラグ』の2作。どちらも長編ミステリーであり、『最愛』は見逃し配信で今秋トップどころかTBSドラマ最高の数値を叩き出し、『真犯人フラグ』は放送前後を中心に活発な書き込みが見られます。『最愛』は『夜行観覧車』『Nのために』『リバース』(TBS系)、『真犯人フラグ』は『あなたの番です』(日本テレビ系)と、「どちらも長編ミステリーの制作に長けたスタッフが手がけている」という共通点があるにもかかわらず、なぜ異なる形で盛り上がっているのでしょうか。考察の『真犯人』、ストーリーの『最愛』 まず『真犯人フラグ』は、各話の終盤で『あなたの番です』を思い出させるようなショッキングなシーンを連発。 主人公・相良凌介(西島秀俊)の勤務先に子どもの冷凍死体が送られてきたり、建設している新居の基礎コンクリートに娘の靴が埋められていたり、自宅の窓ガラスを突き破ってサッカーボールが蹴り込まれたり、監禁された娘・光莉(原菜乃華)の動画が送られてきたり、住宅メーカーの営業マン・林洋一(深水元基)と妻・真帆(宮沢りえ)の密会写真が送られてきたり……そのたびにネット上は考察を楽しむ人々のコメントが飛び交っています。 さらに情報番組の『スッキリ』(日本テレビ系)で毎週金曜日に元テレビ東京プロデューサー・佐久間宣行さんを招いて、“生考察コーナー”を放送。このほかにも、犯人を予想するアンケートランキング「一番怪しいのは誰!? みんなの真犯人フラグ」、気になるシーンの本編切り出し動画や「あなたが真犯人?バカなフリして聞いてみた」というキャストインタビュー動画などもあり、ネット上の考察をさらに加速させるような工夫が見られます。 また、前回放送では『あなたの番です』のキャラクターである医師・藤井淳史(片桐仁)と看護師・桜木るり(筧美和子)が劇中に登場。今後もさらなるキャラクターの出演が見込まれるなど、思わずネット上に書き込みたくなる仕掛けが用意されています。 一方、『最愛』にはショッキングなシーンや書き込みを加速するような仕掛けは少なく、あくまでストーリー重視。15年前の渡辺康介(朝井大智)失踪事件と、起きたばかりの父・渡辺昭(酒向芳)殺人事件をめぐるミステリーと、真田梨央(吉高由里子)、宮崎大輝(松下洸平)、加瀬賢一郞(井浦新)、朝宮優(高橋文哉)を中心にした最愛の人をめぐるせつない物語で、視聴者の関心を引きつけています。 ネット上にはミステリーの考察も書きこまれていますが、圧倒的に多いのは作品全体を称える声。「今期イチ」「ストーリーも映像も凄い」「一人ひとりの演技に圧倒される」「一週間が待ち遠しい」などと、さまざまな角度から称賛され、考察が前に出ることはそれほどありません。『真犯人フラグ』の視聴者には「少しでも早く犯人を当てたい」という人が多く、ブームが続いている謎解きクイズやイベントなどと同じような楽しみ方をしているようです。一方、『最愛』の視聴者にはこれといった属性は感じられません。長編ミステリーの犯人捜しを楽しむようなコアなドラマファンだけでなく、むしろそれほどドラマを見ない人が「一度見たら引きつけられて次が気になっている」という状態が散見されます。『真犯人フラグ』は年またぎに注目 考察重視で謎解きの好きな視聴者層がメインの『真犯人フラグ』と、ストーリー重視で視聴者層の幅広い『最愛』。 前者は伏線を探すために細部までチェックし、熱のこもった考察をする分、作品に対する評価のハードルが上がります。実際、考察を楽しむ声だけでなく、「『あな番』のような結末は避けてほしい」「『続きはHulu』だけはやめて」など不安の声も少なくありません。 一方、後者は伏線などをさほど気にせず、登場人物への共感や応援の声が目立ち、やはり考察ではなく「幸せになってほしい」「この人が犯人だけはやめて」など思い入れたっぷりのコメントが見られます。 ここまではプロデュースやコンセプトの違いが、視聴者層と見方の違いにつながっていますが、特に『真犯人フラグ』はこのまま最後まで進むとは思えません。そもそも『最愛』は今月で最終話を迎えますが、『真犯人フラグ』は年をまたぐ2クール放送。『あなたの番です』は折り返し地点で「主人公の1人である手塚菜奈(原田知世)が殺される」という、まさかの展開から視聴者の感情移入をうながしたように、『真犯人フラグ』も12月末に急展開があって、ストーリー重視の見方が増えるかもしれないのです。 もともと長編ミステリーは、「途中からの視聴がほとんど期待できない」という点で難易度が高く、めったに放送されない貴重なジャンル。異なる魅力を持つどちらの作品も、最後までミステリーと人間ドラマの両方を存分に楽しんでおきたいところです。【木村隆志】コラムニスト、芸能・テレビ・ドラマ解説者。雑誌やウェブに月30本前後のコラムを提供するほか、『週刊フジテレビ批評』などの批評番組に出演し、番組への情報提供も行っている。タレント専門インタビュアーや人間関係コンサルタントとしても活動。著書に『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』『話しかけなくていい!会話術』など。 『真犯人フラグ』に主演する西島秀俊 写真3枚
2021.12.03 15:23
『最愛』主演の吉高由里子 ドラマオタクを虜にした「3つの魅力」
『最愛』主演の吉高由里子 ドラマオタクを虜にした「3つの魅力」
 主役の吉高由里子が相手役に松下洸平、井浦新ら注目俳優を従えて展開するサスペンスドラマ『最愛』が話題だ。ドラマオタクを自任するエッセイストの小林久乃氏は、「放送中のツイッター投稿の数」でその人気ぶりがうかがえるという。ドラマの人気を支える主演女優・吉高由里子の魅力を3つの角度から考察・分析する。 * * * 放送中、ツイッターを見ているとドラマ『最愛』(TBS系、金曜夜10時~)の人気が加速しているように感じる。ドラマに関連する多くのワードがトレンドに上がり、ついつい私も感想をつぶやいたりしている。 この作品ではふたつの殺人事件を起点に、学生時代、想いを寄せ合っていた男女が再会するところから物語が始まる。主な登場人物は事件の参考人・真田梨央(吉高由里子)と、担当刑事・宮崎大輝(松下洸平)だ。ふたりの周りにはいくつもの人間関係がうごめき、巧妙な伏線が敷かれている……と、言葉で表現すると、よくあるサスペンスラブストーリーと思える。 それだけでは私はもちろん、視聴者の多くもSNSでつぶさに反応はしないだろう。ではなぜ花金にリアタイ(リアルタイム視聴)までするのかといえば、そこには吉高由里子さんという大きな吸引力があるからだ。本当に……すごい。今回は超個人的な視点で、彼女の魅力を綴りたい。共感の反応を心よりお待ちしております。笑いのツボをおさえた、的確な頭の回転速度 吉高さんの共演者たちがバラエティ番組などで口を揃えて言うのは「現場に現れると、雰囲気が明るくなる」という賞賛のコメントだ。本当によく聞く。緊張感漂う撮影現場で、彼女の背後には後光が射しているのだろうか。 これまでの自分の取材で体験したことを基に推察すると、彼女は頭の回転数が絶妙に良いのだと思う。存在だけで明るさを放つひとは、何も芸能人だけではない。一般人でもたくさんいる。でもそこに必要なのは、周囲を不快に落とし込まない、会話術。見た目だけで人を惹き寄せるのではなく、適度な笑いが必要なのである。 このパターンを吉高さんに見たのは、2014年放送の『第65回NHK紅白歌合戦』で司会を務めたときのこと。発表記者会見で「とんでもないこと、よくも(自分を)選んでくれたと思う」という発言を強烈に覚えている。天下のNHKがセッティングした、1年間を締め括る名物番組である。その司会者発表には多くのマスコミが集まり、日本中の関心が集まっている。その最中で決して“天然”発言ではない、絶妙な温度で笑いを取っている様子に天性の頭脳回転数を感じた。滑ったら面倒なことになるかもしれない危険を物ともせず、空気を読んでいたのだ。ふつうの女優さんは公の場での踏み込んだ発言は避けることが多いので、とても新鮮だった。「どこまで行っても吉高由里子!」の一定イメージ これまで多くの作品に出演しているけれど『ガリレオ』(フジテレビ系・2013年)前後から“演者・吉高由里子”のイメージが固定されてきていて、好感を覚えている。俳優によっては役柄に合わせて次々にイメージを覆していくものと、一定イメージを担保する2パターンに分かれる。彼女は完全に後者だ。バラエティ番組で、セリフではない“素”の話をしているときと、ムードが変わらないといってもいいだろう。 昨今、日本の俳優さんたちをぐるりと見渡すと、役柄に合わせて次々に変わっていく演技を評価されることが多いように感じる。吉高さんのようなパターンはごく稀だ。男性で言うと、木村拓哉さんのイメージが近い。「何をやっても(出演しても)キムタク」と言われてしまう、想像がつくパターン。しかしこれらは少なくとも最低限、アジア全体に、名前と演技を知られていることが前提の、超・難関なのである。この類稀なパワーを彼女は持っている。それが米CNNの『世界的に名前は知られていないが演技力のある日本の俳優7人(2010年)』に選出された理由のひとつであったらうれしいな、と思う。くどくなく地味すぎない素晴らしき造形美 国外に対する憧れなのだろうか。大きな瞳や、際立ったパーツがピックアップされがちな日本の美意識。確かに間違ってはいないけれど、日本人は平安時代から続く、すっきりとした顔立ちがマジョリティーであり、もてはやされていたはず……という思いを晴らしてくれたのが、吉高さんの顔立ちだ。 奥二重で印象に残るパーツはなくとも、全体的にバランス良くまとまった、整ったクールビューティー。リップやドレスでときどき取り入れている、潔い真紅がよく似合うのは、強い色を殺さない適量な美しさがあるから。さらに顔立ちだけではなく、きめ細やかな白肌や、ツヤのある髪の毛などオプションもついてくる。吉高さんは新しい薄顔美の形をつくってくれた。ありがとう、ありがとう。 以上、ほんの一部ではあるけれど吉高さんから放たれる魅力について考えてみた。そんな彼女が主演する『最愛』は、行方不明だった弟が現れて、また新たな展開を迎えた。本当に出演者全員が怪しいかもしれない。まだ酒場へ足を向かわせる週末の金曜は遠そうである。【プロフィール】こばやし・ひさの/静岡県浜松市出身のエッセイスト、ライター、編集者、クリエイティブディレクター。これまでに企画、編集、執筆を手がけた単行本は100冊以上。女性の意識改革をライトに提案したエッセイ『結婚してもしなくてもうるわしきかな人生』(KKベストセラーズ刊)が好評発売中。
2021.11.09 14:52

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互いに認め合い、激動の80年代を駆け抜けたふたり
中森明菜と松田聖子、認め合っていた2人 かつて飛び交った不仲説の真実
週刊ポスト
町田啓太と玄理の熱愛は5年前から
【全文掲載】町田啓太が4才年上国際派女優と“トイプードル同棲” 仕事好調の裏に彼女の支え
女性セブン
両陛下のファッションはイタリアの新聞社から絶賛された(GettyImages)
エリザベス女王国葬、弔意を届けた「喪服姿のトップレディたち」その注目ファッション
女性セブン