行きも帰りもふたりは同じタクシーに乗り込んだ

行きも帰りも女性(奥)と神田は同じタクシーに乗り込んだ

「ギリギリのタイミングでした」

 この間の神田について、彼と旧知の知人は「いまだから話せるのですが……」として、次のように明かした。

「実は、限られた一部の人にしか伝えていないのですが、検査で内臓に異常が見つかり、極秘手術を受けていたのです」

 12月から都内の総合病院に入院した神田の入院期間は約1か月に及び、退院したのは1月中旬のことだという。神田の知人が続ける。

「当初は数日間の検査入院の予定でしたが、大腸に病巣が見つかり切除手術を受けることになったのです。医師からは『ギリギリのタイミングでした』と言われたそうです。幸い手術は成功し、異常は取りきったそうで、順調にいけば少しずつ体調も回復していく見込みだと聞いています。

 ただ、大腸の異常は定期的な検診を受けていれば比較的見つかりやすいのだとか。今回は幸運にも手術できましたが、周囲には『もっと早く検査していれば……』と嘆く、後悔の声もあります。神田さんの極度の病院嫌いが仇となってしまった」

 神田の病院嫌いは、芸能界でも有名だった。

「40才の頃に屋外で撮影中、右肩を岩に強打して骨にヒビが入ったことがありました。それでも、神田さんが病院へ行ったのはそのけがの2週間後。周囲に強く言われても、湿布を貼って痛みに耐えていたのです。結局、全治2か月と診断されるほどの重傷でした」(テレビ局関係者)

 病院嫌いは、健康への自信の裏返しでもあったのだろう。

「実年齢よりずっと若く見える黒々としたつやのある髪の毛に、日焼けした小麦色の肌の持ち主で、『健全な肉体に、不健全な精神』というのが神田さんのモットーでした。

 自分の体のことは自分がいちばんわかっているという自信もあったようで、手術にも懐疑的だった。以前は『メスを入れて延命するなら、メスを入れないで命を全うしたい』と話していたこともあったほどです。その神田さんが手術を受けたのだとしたら、生死にかかわるよほどの状態だったのでしょう」(前出・芸能関係者)

 2021年末に娘の神田沙也加さん(享年35)が亡くなり、天涯孤独の身となっていた神田。入院中の神田の身の回りの世話をしたのが、冒頭のショートカットの女性・Aさんだ。このAさんについては、以前、本誌が銀座の老舗クラブのオーナーママと報じたが、ふたりの仲は30年近く続いているという。

「独身時代から面識のあったふたりですが、親密な関係に発展したのは、神田さんが松田聖子さん(61才)と離婚した後のこと。以前はAさんが乗る車のナンバーが神田さんの誕生日と同じ4桁の数字だったこともありました。

 古くから銀座に通う人たちの間でも上品さと妖艶さを兼ね備えた美人と評判のAさんですが、神田さんの好みに合わせ、一緒にいるときはごくごく最低限のメイクにとどめていると報じられたこともありました。以前は共通の趣味であるゴルフに連れ立って出かける姿も目撃されていました」(前出・芸能関係者)

 一時は少し距離を置いたこともあったふたりだが、また自然と距離を縮め、近年ではひとり暮らしの神田をAさんが献身的にサポートしているという。

「面会謝絶の入院期間中もAさんが付き添っていたそうです。オーナーママとして銀座に店を構え、会社の経営者でもあるAさん。神田さんの自宅とは車で約10分の距離にある都内の一等地に自宅を構える資産家でもあります。そのため、神田さんとは同居していません。

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