ライフ

月1回の簡単自己診断で乳がんを早期発見 チェック項目を紹介

 私のクリニック目白の院長、平田雅子さんによると、「最近は、がんをはじめ多くの病気が早期発見できれば治す方法はいくらでもあります」とのこと。特に日本人女性に増えている乳がんの早期発見に役立つ、自分でできる「乳がんチェック」の方法を紹介する。

******************************
 日本人女性に急増中といわれる乳がん。しかし、早期発見できれば治る可能性も大きい。そのために必要なのが自分でできる乳がんチェック。自己診断を行うのは月1回で、乳腺の腫れが少ない生理後1週間以内がおすすめ。

1.鏡の前で乳房を確認
鏡の前で、腕を下ろした状態で左右の乳房の形を比較し、皮膚のひきつれやくぼみ、赤みがないか確認。次に、手を上げた状態で同様の確認を。

2.乳房をさわってチェック
入浴時、石鹸のついた指の腹を滑らせ「の」の字を描くように、しこりがないか、乳房の内側、外側、わきの下のリンパ節などに腫れがないか確認を。

3.つまんで分泌物をチェック
親指と人差し指で乳房や乳首をつまんでしぼるようにし、乳首から血液や黄色い分泌物が出ないかチェック。また、乳首にただれやかさぶたなどがないかも確認。

【こんな症状があったら病院へ】
・くぼみ ・しこり ・赤み
・ひきつれ ・異常な分泌物 ・腫れ

 乳がんは体の表面に近い部分に発生するので、自分で発見できる数少ないがんのひとつ。しこり、くぼみ、腫れ、赤み、ひきつれ、異常な分泌物があるようなら専門医できちんとした検査を受けること。

 これらの症状が出ない乳がんもあるので、何もないからといって安心するのは禁物。特に40代以上の女性であれば、年に1度の検診などを継続して受けることも大事。

※女性セブン2010年11月25日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

水原一平氏のSNS周りでは1人の少女に注目が集まる(時事通信フォト)
水原一平氏とインフルエンサー少女 “副業のアンバサダー”が「ベンチ入り」「大谷翔平のホームランボールをゲット」の謎、SNS投稿は削除済
週刊ポスト
解散を発表した尼神インター(時事通信フォト)
《尼神インター解散の背景》「時間の問題だった」20キロ減ダイエットで“美容”に心酔の誠子、お笑いに熱心な渚との“埋まらなかった溝”
NEWSポストセブン
水原一平氏はカモにされていたとも(写真/共同通信社)
《胴元にとってカモだった水原一平氏》違法賭博問題、大谷翔平への懸念は「偽証」の罪に問われるケース“最高で5年の連邦刑務所行き”
女性セブン
富田靖子
富田靖子、ダンサー夫との離婚を発表 3年も隠していた背景にあったのは「母親役のイメージ」影響への不安か
女性セブン
尊富士
新入幕優勝・尊富士の伊勢ヶ濱部屋に元横綱・白鵬が転籍 照ノ富士との因縁ほか複雑すぎる人間関係トラブルの懸念
週刊ポスト
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン
カンニング竹山、前を向くきっかけとなった木梨憲武の助言「すべてを遊べ、仕事も遊びにするんだ」
カンニング竹山、前を向くきっかけとなった木梨憲武の助言「すべてを遊べ、仕事も遊びにするんだ」
女性セブン
大ヒットしたスラムダンク劇場版。10-FEET(左からKOUICHI、TAKUMA、NAOKI)の「第ゼロ感」も知らない人はいないほど大ヒット
《緊迫の紅白歌合戦》スラダン主題歌『10-FEET』の「中指を立てるパフォーマンス」にNHKが“絶対にするなよ”と念押しの理由
NEWSポストセブン