国内

京大准教授がプラチナ使った加齢臭対策商品を開発 3800円~

 白金ナノ粒子がオヤジ世代の菌と臭いに!? ――これは京都大学の小山宗孝准教授と株式会社バイオフェイスが共同開発した『プラチナフレッシュ』のこと。

 実は金属の抗菌力は古くから活用されている。使いこまれた10円硬貨も実は無菌状態だという。

 そうした金属の一つ白金(プラチナ)のナノ粒子を使った、新発売の除菌スプレー『プラチナフレッシュ』は、トヨタ自動車の中古車の内部清掃に除菌・消臭目的で採用されているという。家中のドアノブ、電子レンジ、冷蔵庫に吹きかけておいたが、1か月ほど経っても冷蔵庫から嫌な臭いがしないので、細菌の増殖が抑制されているのだと満足。

 原理としては……

「例えば銀にも抗菌性がありますが、白金ナノ粒子は銀の1000分の1サイズ。非常に細かいので、繊維など形状の複雑な対象物にも付着します。いったん付けるとなかなか離れないので、抗菌・除菌作用が長く持続するんです」(鍬本淳司社長)。

 この溶液で加工した生地は、80度水で50回洗濯して調べる、繊維評価技術協議会の抗菌試験にも合格。病院の白衣などに生かされている。

「白金は食品添加物なので安全性も高い。ご家庭や職場で、ぜひ使ってください」(同前)。

 専門機関の試験で、白金ナノ粒子はノロウイルス(食中毒の原因)、A型インフルエンザウイルスも不活性化させたという。アメリカ式手洗い後に付けてみると、ベタベタ感や乾燥がなく、使用感がいい。そして消臭効果もかなりのもの。

 枕カバーに使ってみたら、妻から加齢臭が消えたような気がするとの嬉しい一言。次はタバコ臭いと嫌がられているスーツに試したい。

 * * *
『プラチナフレッシュ』
3800円(300ml)、4800円(500ml)
300ml×3本セット 1万円
500ml×3本セット 1万3000円
*価格は税込、送料は一律600円

●問い合わせ先
エス・ピー・エー
TEL:03-5466-3280
http://www.pt-nano.jp

※週刊ポスト2011年3月4日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

STAP細胞騒動から10年
【全文公開】STAP細胞騒動の小保方晴子さん、昨年ひそかに結婚していた お相手は同い年の「最大の理解者」
女性セブン
水原一平容疑者は現在どこにいるのだろうか(時事通信フォト)
大谷翔平に“口裏合わせ”懇願で水原一平容疑者への同情論は消滅 それでもくすぶるネットの「大谷批判」の根拠
NEWSポストセブン
大久保佳代子 都内一等地に1億5000万円近くのマンション購入、同居相手は誰か 本人は「50才になってからモテてる」と実感
大久保佳代子 都内一等地に1億5000万円近くのマンション購入、同居相手は誰か 本人は「50才になってからモテてる」と実感
女性セブン
宗田理先生
《『ぼくらの七日間戦争』宗田理さん95歳死去》10日前、最期のインタビューで語っていたこと「戦争反対」の信念
NEWSポストセブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
JALの元社長・伊藤淳二氏が逝去していた
『沈まぬ太陽』モデルの伊藤淳二JAL元会長・鐘紡元会長が逝去していた
NEWSポストセブン
ムキムキボディを披露した藤澤五月(Xより)
《ムキムキ筋肉美に思わぬ誤算》グラビア依頼殺到のロコ・ソラーレ藤澤五月選手「すべてお断り」の決断背景
NEWSポストセブン
(写真/時事通信フォト)
大谷翔平はプライベートな通信記録まで捜査当局に調べられたか 水原一平容疑者の“あまりにも罪深い”裏切り行為
NEWSポストセブン
逮捕された十枝内容疑者
《青森県七戸町で死体遺棄》愛車は「赤いチェイサー」逮捕の運送会社代表、親戚で愛人関係にある女性らと元従業員を……近隣住民が感じた「殺意」
NEWSポストセブン
大谷翔平を待ち受ける試練(Getty Images)
【全文公開】大谷翔平、ハワイで計画する25億円リゾート別荘は“規格外” 不動産売買を目的とした会社「デコピン社」の役員欄には真美子さんの名前なし
女性セブン
眞子さんと小室氏の今後は(写真は3月、22時を回る頃の2人)
小室圭さん・眞子さん夫妻、新居は“1LDK・40平米”の慎ましさ かつて暮らした秋篠宮邸との激しいギャップ「周囲に相談して決めたとは思えない」の声
女性セブン
いなば食品の社長(時事通信フォト)
いなば食品の入社辞退者が明かした「お詫びの品」はツナ缶 会社は「ボロ家ハラスメント」報道に反論 “給料3万減った”は「事実誤認」 
NEWSポストセブン