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26才片づけプロ 捨てるか残すかはときめき感じるかどうか

片づけコンサルタントの近藤麻理恵さん

『人生がときめく片づけの魔法』(サンマーク出版、1470円)の著者で、片づけコンサルタントの“こんまり”こと近藤麻理恵さん(26)。実践後は部屋がきれいになるだけでなく、人生まで劇的に変わるという彼女の“ときめき整理収納法”とは?

 彼女の片づけの極意は「捨てる」ことに固執するのではなく、「残す」モノが何かを選ぶこと。それをいちばん正確に見極めるコツが、モノに直に触れて“ときめき”を感じるかどうか。

 正直、「ときめきって…」と思うかもしれない。けれど、これが実は重要なのだ。その手順はこう。服なら服をすべて1か所に集めてから、必ず1枚ずつ手で触れて、本当に必要なものだけを残す。「高かった」とか「もらった」とか「着回しできそう」「新しい」という理屈は×。とにかく、「ときめく」かどうか。しかも、この作業は何時間かけても一気に、完璧に行ってしまうのがコツ。彼女はこれを“お祭り”という。

「片づけができるかどうかは、モノの多さは関係ありません。本人に覚悟があるかないか。毎日ちょっとずつやろうと思ったら一生片づかないですよ。自他共に認める片づけオタクの私だって、面倒くさいんですから。片づけ作業に一生、何度も時間をとられるなんて、時間がもったいない。片づけた後の暮らしのほうが大切でしょう?」

 そうやって衣類→本類など、難易度の低いモノからモノ別に整理した後は、家にあるあらゆるモノたちに定位置を決め、一日の終わりに“おつかれさま”と戻すだけ。実にシンプル。これで、掃除はしても、片づけは二度としなくてOKになる。

「吟味に吟味を重ねた、本当に大好きなモノに囲まれた人生のほうが断然楽しい。それにモノを捨てる作業は、決断の連続。残すモノが何かを突き詰めていくと、やりたいこともどんどんクリアになります。資格をとったかたや、ダイエットに成功したかた、夫婦仲がよくなったかたもいます。その実例を見ているから、私は片づけの威力を、心の底から信じているんです!」

撮影■矢口和也

※女性セブン2011年3月10日号

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