国内

就活面接試験 大手企業でついに出た「原発どう思う?」の質問

【真夏の就活講座・4】作家・人材コンサルタントの常見陽平氏をお迎えしての四日間連続の就活講座、本日は最終回です。

*   *  *

今年の就活戦線で、ついに某大手企業からあの質問が出ました。

「君は原発についてどう思う?」

思想チェックじゃないか、と憤る人もいるかもしれません……。この企業、別に原発産業とは何の関係もございません。そして、憤る人を見極めるためのテストでもあります。

というのも、学生に時事問題について意見を尋ねると、たいてい感情論になってしまうんですよね。それは一般市民としての意見ならいいけれど、これはビジネスパーソンを計る面接なので、ビジネス的な見解がなければダメなんです。

私は就活学生を対象に模擬面接を毎年しているんですが、例の「スパコン仕分け」について意見を求めると、慶応の理系の学生から「日本の科学の未来のためにけしからん」という。「じゃどうすればいいの?」と突っ込むと、「……」。

あとFラン大学だと「気になる社会問題は?」と聞いているのに、芸能ネタ喋る学生が増えますね(笑)。そこの区別すらついていない。

冒頭の質問は反対でも賛成でも構わないから、論理的に考えられるかが鍵なんです。で、そういうテストには、原発とか内角ストレートをつくようなきわどい質問か、初日に紹介した「47都道府県」みたいな突飛な質問、思考のストレス耐性が問われる質問がいいんですよね。

就活面接だけでなく、中間管理職の方が若手社員とのコミュニケーションで利用されても面白いと思いますよ。そんなわけで就活講座はこれでいったん終わり!

トピックス

ロッカールームの写真が公開された(時事通信フォト)
「かわいらしいグミ」「透明の白いボックス」大谷翔平が公開したロッカールームに映り込んでいた“ふたつの異物”の正体
NEWSポストセブン
大谷と真美子さんの「冬のホーム」が観光地化の危機
《白パーカー私服姿とは異なり…》真美子さんが1年ぶりにレッドカーペット登場、注目される“ラグジュアリーなパンツドレス姿”【大谷翔平がオールスターゲーム出場】
NEWSポストセブン
和久井被告が法廷で“ブチギレ罵声”
【懲役15年】「ぶん殴ってでも返金させる」「そんなに刺した感触もなかった…」キャバクラ店経営女性をメッタ刺しにした和久井学被告、法廷で「後悔の念」見せず【新宿タワマン殺人・判決】
NEWSポストセブン
初の海外公務を行う予定の愛子さま(写真/共同通信社 )
愛子さま、初の海外公務で11月にラオスへ、王室文化が浸透しているヨーロッパ諸国ではなく、アジアの内陸国が選ばれた理由 雅子さまにも通じる国際貢献への思い 
女性セブン
几帳面な字で獄中での生活や宇都宮氏への感謝を綴った、りりちゃんからの手紙
《深層レポート》「私人間やめたい」頂き女子りりちゃん、獄中からの手紙 足しげく面会に通う母親が明かした現在の様子
女性セブン
“マエケン”こと前田健太投手(Instagramより)
《ママとパパはあなたを支える…》前田健太投手、別々で暮らす元女子アナ妻は夫の地元で地上120メートルの絶景バックに「ラグジュアリーな誕生日会の夜」
NEWSポストセブン
グリーンの縞柄のワンピースをお召しになった紀子さま(7月3日撮影、時事通信フォト)
《佳子さまと同じブランドでは?》紀子さま、万博で着用された“縞柄ワンピ”に専門家は「ウエストの部分が…」別物だと指摘【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
和久井学被告が抱えていた恐ろしいほどの“復讐心”
「プラトニックな関係ならいいよ」和久井被告(52)が告白したキャバクラ経営被害女性からの“返答” 月収20〜30万円、実家暮らしの被告人が「結婚を疑わなかった理由」【新宿タワマン殺人・公判】
NEWSポストセブン
山下市郎容疑者(41)はなぜ凶行に走ったのか。その背景には男の”暴力性”や”執着心”があった
「あいつは俺の推し。あんな女、ほかにはいない」山下市郎容疑者の被害者への“ガチ恋”が強烈な殺意に変わった背景〈キレ癖、暴力性、執着心〉【浜松市ガールズバー刺殺】
NEWSポストセブン
英国の大学に通う中国人の留学生が性的暴行の罪で有罪に
「意識が朦朧とした女性が『STOP(やめて)』と抵抗して…」陪審員が涙した“英国史上最悪のレイプ犯の証拠動画”の存在《中国人留学生被告に終身刑言い渡し》
NEWSポストセブン
橋本環奈と中川大志が結婚へ
《橋本環奈と中川大志が結婚へ》破局説流れるなかでのプロポーズに「涙のYES」 “3億円マンション”で育んだ居心地の良い暮らし
NEWSポストセブン
10年に及ぶ山口組分裂抗争は終結したが…(司忍組長。時事通信フォト)
【全国のヤクザが司忍組長に暑中見舞い】六代目山口組が進める「平和共存外交」の全貌 抗争終結宣言も駅には多数の警官が厳重警戒
NEWSポストセブン