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気功師夫婦に心酔する持田香織 ライブMCでも素晴らしさ説く

 ある気功師夫婦に心酔しているという、Every Little Thingの持田香織(34才)。彼女はいまから5年前、気管支炎を患い、心身ともに不調になり、歌手としての危機に陥ったことがある。かつてインタビューで、持田は当時をこんなふうに振り返っている。

「ステージに立って唱ってるんだけど、全然思うように声が出なかったりして(中略)もう精神状態はギリギリの中で…これでダメだったら、ぐらいの覚悟はしてました」

 そんなときに、知り合いのスタイリストから紹介されたのが、気功師の岩本崇志、結城天蓮夫婦だった。現在、静岡県掛川市に治療院を構えているが、利用者の増加を受けて、都内のマンションにも出張所を置いている。

 掛川の治療院の看板には、大きな文字で「整体・気功・アロマテラピー」と書かれており、その下には小さな文字でズラリとこう綴られている。

<各種自然療法(温熱・吸角・光線)・エステ・ボディメイキング(痩身)・小顔・O脚矯正・ファスティング・自然食品・マクロビオテック・健康食品・ハーブサプリメント・腸内洗浄ハーブ・フラワーエッセンス・パワーグッズ・パワーストーン・ヒーリング関連・書籍・各種講習会>

 とにかく体にいいとされるさまざまなことをして、患者の自然治癒力を高める治療院なのだという。施術の値段は、各部位が7000円、全身が1万3000円。交通費を払えば、出張もしてくれるという。

 絶望のどん底にいた持田は、わらをもつかむ思いで、この治療院の門を叩いた。エッセイ集『もちだより』(enterbrain刊)のなかでもこの気功師夫婦を紹介し、その効果をこう綴っている。

<肌質は、毎日毎日パックしないと艶がないくらい乾燥肌で大変だったのに、色が白くなって、とても艶っぽいのだ>

 さらに、血色がよくなり、肝心の声も出るようになった。持田いわく、「心が喜んでいるのがわかった」という。

 これ以降、持田は週に1度のペースでこの夫婦の施術を受けるようになる。出張所に夫婦がいるときは東京で、そうでないときには、新幹線に乗って、掛川まで出向いた。全国ツアー中で治療院に行けないときには、わざわざツアー先まで来てもらうほど、持田にとって夫婦は絶対不可欠な存在になっていった。

 夫婦への心酔ぶりはさらにエスカレートし、2008年になると、持田は都内の実家から、都内の出張所がはいっているマンションへと引っ越しまでしているのだ。

「持田さんは“ずっと家族と暮らすのが夢”と語っていたんです。2004年に両親と暮らすために、地元である東京の下町に新築の一戸建てを購入したんですが、その夢を捨ててまで、気功師のかたの近くに住むことを選んだことに周囲は本当に驚いていました」(音楽関係者)

 やがて、体や心のケアにとどまらず、持田は仕事の面でも気功師夫婦を頼るようになっていった。最近のインタビューでも、こう語っている。

「結城天蓮先生と一緒に歌詞を書く作業をしたりしていて。自分のやり方を、癖じゃなくて個性にするためにも、もっと人に伝えるにも、どういう書き方がいいのか?というのを考えるようになって」

 実際にこの8月発売のソロアルバム『manu a manu』のクレジットには、気功師夫婦の名前が掲載されている。最近では気功師夫婦への信頼ぶりを公言するようになり、ライブのMCではいつも、いかに彼らが素晴らしいかをファンに説くようになっていた。

※女性セブン2012年8月23・30日号

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