【書籍紹介】『山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた』(山中伸弥/聞き手 緑慎也/講談社/1260円)
ノーベル賞を受賞した著者が、機械いじりの好きな少年時代から医師を目指し、その後〈理論的に可能なことがわかっていることなら、いずれできる。多くの人が「こんなん絶対無理」と思うようなことも必ずできるようになる〉と考え研究者として研究に没頭した時期やその研究内容などについて綴る。単なる成功物語ではなく挫折や苦労話も多く、仲間たちへの思いやりも伝わる書。第2部では研究についての詳細なインタビューも収録。
※週刊ポスト2012年11月16日号