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一人カラオケの気まずい瞬間5つとそれを乗り切るためのテク

 忘年会シーズンといえば、やっぱりカラオケ。仲間と楽しく歌うのが定番だが、ここ数年は一人カラオケ、通称「ヒトカラ」を楽しむ人が増えているという。

 大手カラオケチェーンでも「ヒトカラ」向け割引を積極的に導入する一方で、2011年には一人カラオケ専用カラオケ店も登場している。個室でヘッドフォンを付け、レコーディングさながらの体験ができることもウリの一つだ。

 とはいえ、一人でカラオケをするのはなかなか気まずい部分もある。中学時代から週3回の頻度でヒトカラに通っているという「自称ヒトカラマスター」のAさん(24歳・美容部員)によると、「まずは、5つの気まずいシーンを押さえておくことが大事」だという。

【その1】入店時、リア充っぽい団体客がいるとき? 

「大学生の飲み会などに鉢合わせした時や、ホストとキャバ嬢の団体に鉢合わせするときの気まずさはマックスです。なので、入店時には受付付近を確認してから入りましょう。あとから団体が入ってくることもあるので、マスクとかをしていると心理的障壁がぐっとさがります。まぁ、他人なんて実際見ていませんから、自意識過剰になりすぎないことです」(Aさん。以下「」内同)

【その2】個室にドリンクが運ばれて店員と1対1になるとき? 

「これはヒトカラあるあるですね。入室してすぐに熱唱したい、でもドリンクが運ばれて気まずいし……というジレンマです。カラオケ店舗ごとにドリンクを運んでくるのにかかる時間が違うので、それを知っておくことがいいでしょう。ドリンクバー形式のカラオケ店では、この心配はありません。?ただし時間が無駄になるので、あえてヘビーメタルの曲やコテコテのアニメソングを歌ったりして、店員をビビらせてしまうのもアリです!」

【その3】熱唱している時に、知らない部屋の人が間違えて入室してきたとき

「これはごく稀に起こるのですが、純粋に間違えて入ってくる女の子や、おふざけで突入する男子高校生などがいます。これは気まずさが尋常ではありませんね。でも、相手も同じ気持ちでしょうし、防ぎようがありません。ただし、高級感を売りにしているようなカラオケ店なら、そういった乱入者はほとんど来ないので、安心です」

【その4】カップルが部屋をのぞきながら通り過ぎたり、ドリンクバーではち合わせてしまうとき

「カラオケに行くと、ドリンクバー付近で幸せそうにしているカップルに遭遇することがあります。さらに、“一人なの?”みたいな憐れみの目を向けられることも。そんな時は、友達の分までドリンクを注いでるフリでもして、さっさと退散しましょう! むしろカップルの幸せを一緒に祝うぐらいの心の強さが必要です」

【その5】会計の際、自分の後ろに団体客が待っているとき

「団体客の会計を待つよりも、団体客を待たせている、という状況のほうが気まずいんですよね。『レジまだ~?』『次の店、間に合わねえ』などの圧力をかけられる場合がありますが、堂々としていましょう。ここでもマスクやサングラスをかけていると、多少気まずさは軽減します。

 レジが混みあわない瞬間を見計らって、会計するのが良いですね。後払いの店舗などでは、早目にクーポン提示の用意をしておくなど、さっさと立ち去るために一瞬でも無駄にしないことです」

 こうした気まずい瞬間を克服できると、ヒトカラを存分に楽しめるようになるという。最後にAさんが、ヒトカラを楽しむための心得を教えてくれた。

「私はカラオケでバイトしていたこともありますが、基本的にすごく忙しいんです。だから店員はまずヒトカラの客のことなんか気にしていません。それに、ヒトカラー(※ヒトカラをする人)は実際とても多いんです。だれも自分のことなんか気にしてない、ということを知ることが一番ですよ。

 ちなみに、開店時~昼過ぎまでの間に入れば、ほとんど団体客とバッティングすることはないですね。危ないのは16~18時あたりの、夜料金が発生する間近。中高大学生が多いです。あとは、金・土曜日あたりの終電間近は避けたほうがいいでしょうね」

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