【なりすまし――男性は濡れ衣晴らしたい】
「それなりの対応を求める」とつぶやかれた彼女は、確かに被害者かもしれない。しかしいくら成りすましだと説明しても聞き入れない姿勢に対し、男性は異議を唱えている。男性に話を聞いたところ、こう語った。
「ツイッターを初めて2年になりますが、これまでもつぶやきを改ざんされた、非公式リツイートをされたことはありました。しかし今回のようなことは初めてなので、本当にひどいと思っています。フィフィさんも脅迫のようなことを言われて、怖かっただろうと思います。しかしなりすましアカウントがしたということを認めて、対応しないのはなぜか」
大きな影響力を持つ著名人や、民族的属性に対して攻撃的な差別意識を持つ者を、ある種の拡散装置として利用し、実名を記載した形での「脅迫」「殺害予告」が繰り返されるようであれば、自分が平穏な市民生活を送ることは難しいと感じた彼は、今回の件を警察に相談。だが犯人捜し以上に、望んでいるものがあると語る。
「これから先、自分の名前をネット検索した際に絶対、今回の一件がヒットすると思うんです。その濡れ衣を晴らして、ネット上から消し去りたい。それが一番の目的です」(同)
ちなみにフィフィさんについて、排外デモで知られる在特会(在日特権を許さない市民の会)会長の桜井誠氏は、23日に「この人は在日外国人の立場から真摯に在日問題などをツイッターで提起している優曇華(うどんげ)の花のような方だとか。それが今、差別だ排外主義だと攻撃されていると聞きました。何が出来なくてもせめて応援の声を届けましょう」とツイートしている。
またフィフィさんは自身は「身近で支えてくれる彼は、在日韓国人」であることと、「乗っ取られたメディアに、もはや魅力はない」と、自由に発言できる場を設ける準備をしていると明かしている。
なお、フィフィさんのツイートはすでに削除されているものもある。