就職氷河期が続き、そう簡単には内定を取ることができないこのご時世。同期の就活生同士が集まると、どういった会話が繰り広げられているのだろうか。 就職活動を終えたばかりの男子学生(23歳)は、次のように話す。
「就職活動中に学生が使う就活ワードがあるんですが、それをネタにしている感じですね。あえて『やっぱり大事なのは軸っしょ!』といったり『ぶれないわぁ~(笑)』『マジ俺って即戦力の男だわ』とか騒ぎながら酒を飲んでます。 まあ、正直、軸とかどうでも良いわ、と思いながら就活していたのですが……」
マジメに捉えすぎるとストレスになる就活ワードやエピソードも、ネタにすれば学生同士で盛り上がれる“酒の肴”になるという。就活を経験した学生や新社会人へのヒアリングの結果、次のようなワードが度々ネタにされていることが判明した。
■その1【軸】
「飲みの時なんかに、『お前の軸ってなんなの?』『マジ俺って軸ないわ~』とか、会話によく出てきてましたね。就職してからは、もう誰もそんな言葉使ってませんが」(24歳・データ会社勤務)
■その2【強み】
「何かと『強みなんなの?』とかいって爆笑する風潮はありました」(23歳・通信会社勤務)
■その3【ぶれない】
「自分は単位取れない系男子だったんで、よく友だちには『さすがお前はぶれないな』とかいわれてからかわれてました(笑)」(24歳:コンサル勤務)
■その4【即戦力】
「合コンに『可愛い子連れて来てよ』と頼んだら、友人が30分で3人集めたんですよ。そんな時に『さすが即戦力の男だな!』といいますね」(22歳・大学生)
■その5【ジョブズ】
「自分が就活していた頃は、なにかとスティーブ・ジョブズの名前が会話に出てきましたね。学園祭の出し物で提案したりすると、『その発想力マジでジョブズだわ~』とかいって騒いでました」(24歳・倉庫勤務)
■その6【覚悟】
「人事の人がよく『うちに来る覚悟あるの?』とかいうじゃないですか。それで、友だちと話していても『お前、ホンマに覚悟あるん?』とかネタにしてました。就活終わったらとくに使いませんけどね」(25歳・マスコミ勤務)