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“盛り”まつ毛のダメージで自まつ毛ケアのニーズ拡大

 ブログやTwitterなどで、女性芸能人が素っぴんを公開することも珍しくなくなった最近、ネットで話題になったのが、顔の左右半分だけを化粧した「半顔メイク」。昨年9月ネットメディア「Pouch」で取り上げられたのを皮切りに、今年の4月、恋愛バラエティ「あいのり」に出演していたブロガーでタレントの桃さんが、ブログに自らの「半顔メイク」を公開したことから一気に認知が広がり、女性は「がんばれば、ここまで行ける!」と勇気をもらい、男性は「美人で憧れの○○さんも、実は……」と猜疑心を深めた。

 こうしたメイクの“ビフォー・アフター”で、とりわけ目を引くのは目元――アイメイクが、顔の印象を大きく変えるポイントになっている。アイラインの他、濃く長く、愛らしいカーブを描く豊かなまつ毛は、肌の白さに次いで“七難隠す”武器のひとつといえるのでは?

 つけまつ毛やまつ毛のエクステ・パーマなど“盛る”選択肢は増えているものの、肌や髪と比べて、ケアの方法が少ないまつ毛。しっかりメイクをオフした後の素っぴんまつ毛に、心許ない気持ちになる女子も少なくない。

 リサーチ会社・トレンド総研の「まつ毛美容液」に関するレポートによると、「まつ毛メイクは、自まつ毛の負担になっていると感じますか?」という質問に、73%が「そう感じる」と回答。美容ジャーナリストの木更容子さんは「“盛り”まつ毛によるダメージを経て、『自分のまつ毛を大切にしたい』という意識が拡大。より多くの女性が、自まつ毛の重要性に目覚めたという印象があります」とコメントしている。

 美容やメイクに関してハイエンドな、いわゆる美容フリークの間では、海外のまつ毛ケアアイテムは以前から話題になっていたものの、一般的になったのは比較的最近のこと。国内外の美容アイテムや雑貨が人気のショップ・PLAZAのプレス担当である久保さんによると「まつ毛美容液自体はもともとあったカテゴリーですが、単純に“ケアができる”だけではなく、“生えそう”“伸びそう”といった期待感や、実際に効果を感じた人からのクチコミで、売れ行きが伸びています」という。

 現在人気のまつ毛美容液の代表としては、米国の眼科医であるマイケル・ブリケンホフ医師が妻のために開発した『リバイタラッシュ』(2ml 9800円、3.5ml 1万6800円)、さまざまな美容エキス配合でアイゾーンのケアでも支持されている『プレミアムアイラッシュエッセンス』(6ml 4980円)、毛髪のハリコシ・ボリュームアップに定評のあるアンファー『スカルプD ボーテ ピュアフリーアイラッシュ』(6ml 1680円)などが挙げられる。

「2007年頃から、まつ毛のケアができるアイテムが人気を集め出しました。特に2011年頃からは新商品も多く登場するようになり、まつ毛美容液の『特設コーナー』を作る店舗も出てくるほど盛り上がりを見せています。その中でも、『スカルプD』発のまつ毛美容液は、2012年の年末~2013年の年始にかけて、店舗で品切れが続出するほどの人気を集めました」(久保さん)

 トレンドのアイメイクをするのが、若い女性に多いというだけでなく、スキンケアでは、リーズナブルなアイテムを“たっぷり使う”という人が増えており、まつ毛美容においても、価格が手頃な物の人気が高いようだ。

「クチコミなどを見ていても、“育毛”の手応えが感じられる本格的なまつげ美容液が増えていると感じます。 今後は、このような流れから、雑誌・ネット・クチコミなどの情報において、まつ毛を“生やす”“育てる”上で効果が期待できそうな美容液はどれか、最新情報を得ようとする動きがますます増えるのではと思います」(前出・木更さん)

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