国内

学校給食調理員 調理写真をFBにアップで懲戒処分は妥当か

 ネットで起きたさまざまな事件をわかり易く解説。ネットニュース編集者の中川淳一郎氏が、飲食店などで頻発する“おふざけ写真”を解説します。

 * * *
 昨今ファストフード店の冷蔵庫に入ったり、ハンバーガーのバンズの上で寝そべる写真をネットに公開する若者が続々と登場し、叩かれています。中には解雇処分をくらった人がいたり、店が営業停止となる例もあるようです。

 この現象は世界にも波及しており、中国や韓国でも冷蔵庫に入る人が続出しています。とはいえ日本ほどは叩かれておらず、中国のネット界では「私のクーラーあげようか」など、もう少し柔らかな反応をされているようです。この差は、「食」に関する日本人の衛生意識の高さを物語っているようです。

 今や経営者にとっては死活問題ともなった「若い従業員によるネットへのおふざけ写真公開」ですが、長野県上田市の給食センターで働く44才男性がフェイスブックに投稿した写真については、「ここまで過剰反応するか」とあ然としました。

 読売新聞によると、彼は鶏がらスープを取る様子や、調理した酢豚の写真をフェイスブックに公開したようです。これを受けて同市教育長は「学校給食の安全性に対する市民の信頼を揺るがしかねない重大な問題で申し訳ない」と謝罪し、懲戒処分を検討しているそうですね。

 そこまで問題か? とも思いますが、今は食の現場で働く人は何も撮影しない方が良いでしょう。今回の件は私物のスマホを持ちこんだことが問題視されたわけですが、我々メディアも調理場取材をすると「不潔だ!」と叩かれる日が来るかもしれません。

※女性セブン2013年9月19日号

関連記事

トピックス

STAP細胞騒動から10年
【全文公開】STAP細胞騒動の小保方晴子さん、昨年ひそかに結婚していた お相手は同い年の「最大の理解者」
女性セブン
水原一平容疑者は現在どこにいるのだろうか(時事通信フォト)
大谷翔平に“口裏合わせ”懇願で水原一平容疑者への同情論は消滅 それでもくすぶるネットの「大谷批判」の根拠
NEWSポストセブン
大久保佳代子 都内一等地に1億5000万円近くのマンション購入、同居相手は誰か 本人は「50才になってからモテてる」と実感
大久保佳代子 都内一等地に1億5000万円近くのマンション購入、同居相手は誰か 本人は「50才になってからモテてる」と実感
女性セブン
宗田理先生
《『ぼくらの七日間戦争』宗田理さん95歳死去》10日前、最期のインタビューで語っていたこと「戦争反対」の信念
NEWSポストセブン
焼損遺体遺棄を受けて、栃木県警の捜査一課が捜査を進めている
「両手には結束バンド、顔には粘着テープが……」「電波も届かない山奥」栃木県・全身焼損死体遺棄 第一発見者は「マネキンのようなものが燃えている」
NEWSポストセブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
ムキムキボディを披露した藤澤五月(Xより)
《ムキムキ筋肉美に思わぬ誤算》グラビア依頼殺到のロコ・ソラーレ藤澤五月選手「すべてお断り」の決断背景
NEWSポストセブン
(写真/時事通信フォト)
大谷翔平はプライベートな通信記録まで捜査当局に調べられたか 水原一平容疑者の“あまりにも罪深い”裏切り行為
NEWSポストセブン
逮捕された十枝内容疑者
《青森県七戸町で死体遺棄》愛車は「赤いチェイサー」逮捕の運送会社代表、親戚で愛人関係にある女性らと元従業員を……近隣住民が感じた「殺意」
NEWSポストセブン
大谷翔平を待ち受ける試練(Getty Images)
【全文公開】大谷翔平、ハワイで計画する25億円リゾート別荘は“規格外” 不動産売買を目的とした会社「デコピン社」の役員欄には真美子さんの名前なし
女性セブン
眞子さんと小室氏の今後は(写真は3月、22時を回る頃の2人)
小室圭さん・眞子さん夫妻、新居は“1LDK・40平米”の慎ましさ かつて暮らした秋篠宮邸との激しいギャップ「周囲に相談して決めたとは思えない」の声
女性セブン
いなば食品の社長(時事通信フォト)
いなば食品の入社辞退者が明かした「お詫びの品」はツナ缶 会社は「ボロ家ハラスメント」報道に反論 “給料3万減った”は「事実誤認」 
NEWSポストセブン