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『半沢直樹』 半沢とスイーツ妻のやり取りにハマるファンも

 視聴率30%超えの快進撃が続くドラマ『半沢直樹』(TBS系)。同ドラマの演出を手がける福澤克雄氏自身、女性視聴者は想定せずに制作したと語っているが、いざ蓋を開けてみると多くの女性たちもとりこにしている。

 銀行という男の世界が舞台で、特に恋愛要素が入っているわけでもない。にもかかわらず、なぜ女性からの支持も集めているのか。同ドラマの熱狂的ファンだという女性Aさん(24歳・広告代理店勤務)は、次のように語る。

「半沢のスカッとする“倍返し”にハマる人が多いと思いますが、私は半沢が妻の花(上戸彩)を優しく『花ちゃ~ん?』と呼んで愛でているシーンが最高にキュンときます(笑)。女がいじけているときにキレる男って最低。私も、半沢のように『花ちゃん、どうしてあんなに怒ってるんだろ?』という穏やかな旦那さんが欲しいと思いました」

 もちろん、半沢と妻の花が登場する自宅シーンにハマっているのは女性だけではないようだ。IT系企業に勤務する男性Bさん(25歳)も、半沢夫婦のやり取りに夢中だ。

「半沢直樹は“スイーツ妻”の扱い方がピカイチですね。上戸彩の演技がコミカルすぎて、ドラマ全体から浮いているという批判もあるけれど、『スイーツ妻の取り扱い説明書』だと思って観ると凄く勉強になります」

 Bさんの言う「スイーツ妻」とは、お菓子をスイーツと呼び流行やオシャレを追求するようなキラキラした感じの妻のことを指す。

「僕の彼女は些細なことでスネて無言になってしまったり、ふてくされる。でも、半沢直樹を見た彼女が言った言葉が『私もこういう風に可愛がられたらご機嫌になる』でした(笑)。

 女子は何を考えているか分からず理不尽だけれど、スネている間も『よしよしされたい』んだそうです。職場でストレスが溜まっているはずの半沢が、家でもスイーツ妻のワガママにもキレずに対応しているのは凄いと思います。だからこその夫婦円満なのかな、とも思いました」(Bさん)

 半沢人気の秘密はドロドロしたビジネス模様だけでなく、仲良し夫婦の在り方を学べる点にもあるようだ。

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