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『正しい日本語の使い方』著者 過去の失敗日本語を述懐する

「日本語の乱れ」などということが囁かれるなか、子供たちだけでなく、親たちの言葉遣いや話し方にも乱れがあるという。著書に『正しい日本語の使い方』などがある予備校講師の吉田裕子さんが、親たちの言葉遣いについてアドバイスする。

 * * *
 私はお母様がたと話す機会が多いのですが、相手との距離感をうまくとれないかたが多いように感じます。

「うちの子ってこうじゃない?」と、先生と保護者の関係を踏み超えて近い距離で話すかた。逆に過剰に気を使って距離を取りすぎるかた。丁寧な言い回しも場合によっては慇懃無礼になってしまいます。

 言葉遣いで気になるのは、「食べれない」の「ら抜き言葉」や「やらさせていただきます」の「さ入れ言葉」。間違った言葉遣いは、大人の女性の品位をおとしめます。

 よい距離感で話すためには、相手の目線に立つこと。相手から見たときの関係性を意識し、その言葉を使うと世間からどう見られるかを考えることが大切です。

 私は子供の頃、「うちのお母さん」と人前で言ったのを、母と言うように母からたしなめられました。世間にみっともないと思われないような心掛けを今も大切にしています。

※女性セブン2013年10月17日号

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