神経障害性の痛みは、痛みの信号を伝える神経伝達物質が過剰に放出させて起こる。代表的なものには帯状疱疹後神経痛、坐骨神経痛(腰痛)、糖尿病性の神経障害や、事故やケガなどで神経が切断されたり、傷害された場合など様々。そういった痛みには、どのように対処すればよいのか。
「神経障害性の痛みには、湿布や痛み止めが効きません。湿布をしているけれどなかなか痛みが取れない、ハリやマッサージで一時的にしのいでいても、慢性的な痛みが続くというときは要注意。整形外科やペインクリニックなどを受診して適切な治療薬を処方してもらいましょう。
神経障害性の痛みには、『プレガバリン(リリカ)』が保険適用されています。この『プレガバリン』は、痛みを伝える神経伝達物質が過剰に放出されないように抑える働きがあります。痛みが続くときは、どこかに原因が潜んでいるサイン。医師にきちんと症状を伝え、適切な薬を選ぶことが大切です」(加藤さん)
痛みは我慢せず、オノマトペを上手に使って医師に伝えよう。