芸能

愛川欽也の劇場 扉がバールのようなもので壊され50万円被害

 芸能界一のおしどり夫婦にとって、何とも災難な正月だった。愛川欽也(79)・うつみ宮土理(70)夫妻が東京・中目黒駅近くに構えた劇場とその近くの稽古場に、この年末年始、何者かが侵入。現金約50万円が盗まれていたのだ。
 
「まず劇場の裏口ドアがバールのようなものでこじあけられ、事務所にあった手提げ金庫から現金が盗まれた。さらに劇場の近くにある稽古場の外階段2階のドアもこじ開けられ、ロッカーから現金が盗まれた。他は何も荒らされていない様子だった」(捜査関係者)
 
 実はこの劇場、2009年に夫婦が私財を投じ借金までしながら建てられたもので、建設費だけで7000万円。二人の愛称にちなみ「キンケロ・シアター」と名付けられた。愛川が主宰する劇団「キンキン塾」の公演などが行なわれているが、経営状況は苦しく、何とか維持している状況。それだけに、今回のことはとくに愛川にとってショックだったようだ。
 
「愛川さんの目立ったテレビ出演は『出没! アド街ック天国』(テレビ東京系)くらい。仕事に対してこだわりの強い愛川さんにとって、番組作りに何かと規制が多いいまのテレビ界は生きづらい様子。だからこそ劇場に懸けており、被害額こそ少ないとはいえ、空き巣が入ったことはショックだろう」(芸能レポーターの石川敏男氏)
 
 愛川に話を聞こうと劇場を訪ねると、「犯人が捕まっていないのでお答えできない」(マネージャー)とそっけない対応。しかし、答えられない事情は別にあったようだ。
 
「人が出払っているタイミングで金庫やロッカーがピンポイントで狙われるなど、内部事情に詳しくなければできない犯行だった。それだけに、劇団に出入りする関係者の内部犯行が疑われている」(前出・捜査関係者)
 
 沈黙の理由はそれか。奇しくも愛川は、自身の運営するインターネットテレビ局「kinkin.tv」で『アド街ック天国』をもじった『中目黒チック』という番組を作っており、劇場周辺の名所などを紹介していた。
 
 まさか「出没」したのが空き巣だったとは……。

※週刊ポスト2014年1月31日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

映画『アンダンテ~稲の旋律~』の完成披露試写会に出席した秋本(写真は2009年。Aflo)
秋本奈緒美、15才年下夫と別居も「すごく仲よくやっています」 夫は「もうわざわざ一緒に住むことはないかも」
女性セブン
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
女性セブン
日本初となる薬局で買える大正製薬の内臓脂肪減少薬「アライ」
日本上陸の内臓脂肪減少薬「アライ」 脂肪分解酵素の働きを抑制、摂取した脂肪の約25%が体内に吸収されず、代わりに体内の脂肪を消費
週刊ポスト
専修大サッカー部を辞任していた源平監督(アフロスポーツ)
《「障害者かと思った」と暴言か》専修大サッカー部監督がパワハラ・経理不正疑惑で辞任していた 大学は「警察に相談している」と回答
NEWSポストセブン
日本人パートナーがフランスの有名雑誌『Le Point』で悲痛な告白(写真/アフロ)
【300億円の財産はどうなるのか】アラン・ドロンのお家騒動「子供たちが日本人パートナーを告発」「子供たちは“仲間割れ”」のカオス状態 仏国民は高い関心
女性セブン
【悠仁さまの大学進学】有力候補の筑波大学に“黄信号”、地元警察が警備に不安 ご本人、秋篠宮ご夫妻、県警との間で「三つ巴の戦い」
【悠仁さまの大学進学】有力候補の筑波大学に“黄信号”、地元警察が警備に不安 ご本人、秋篠宮ご夫妻、県警との間で「三つ巴の戦い」
女性セブン
日本製鉄によるUSスチールの買収計画
【日本製鉄のUSスチール買収問題】バイデンもトランプも否定的だが「選挙中の発言に一喜一憂すべきではない」元経産官僚が読み解く
NEWSポストセブン
《視聴者は好意的な評価》『ちびまる子ちゃん』『サンモニ』『笑点』…長寿番組の交代はなぜスムーズに受け入れられたのか?成否の鍵を握る“色”
《視聴者は好意的な評価》『ちびまる子ちゃん』『サンモニ』『笑点』…長寿番組の交代はなぜスムーズに受け入れられたのか?成否の鍵を握る“色”
NEWSポストセブン
バドミントンの大会に出場されていた悠仁さま(写真/宮内庁提供)
《部活動に奮闘》悠仁さま、高校のバドミントン大会にご出場 黒ジャージー、黒スニーカーのスポーティーなお姿
女性セブン
裏金問題を受けて辞職した宮澤博行・衆院議員
【パパ活辞職】宮澤博行議員、夜の繁華街でキャバクラ嬢に破顔 今井絵理子議員が食べた後の骨をむさぼり食う芸も
NEWSポストセブン
今年1月から番組に復帰した神田正輝(事務所SNS より)
「本人が絶対話さない病状」激やせ復帰の神田正輝、『旅サラダ』番組存続の今後とスタッフが驚愕した“神田の変化”
NEWSポストセブン
わいせつな行為をしたとして罪に問われた牛見豊被告
《恐怖の第二診察室》心の病を抱える女性の局部に繰り返し異物を挿入、弄び続けたわいせつ精神科医のトンデモ言い分 【横浜地裁で初公判】
NEWSポストセブン