JPX日経400型連動投信への資金流入が500億円を超えるなど、NISAに絡んだ待機資金などは受け皿として期待はできるが、明確なボトム形成を見極めるまでは指値状況も膨らみづらいだろう。しばらくは冷静な対応が求められそうだ。
今週は17日に10-12月の国内総生産(GDP)速報値が発表される。事前予想の中央値は前期比年率2.8%増(7-9月は1.1%)。17日、18日には日本銀行が金融政策決定会合を開き、18日に黒田日銀総裁が記者会見する。追加の金融緩和はないとの見方が大勢だが、足元での調整によって市場の期待感は高まることになりそうだ。
海外では17日にユーロ圏財務相会合が開かれる。18日には2月の独ZEW景況感指数、19日に米FOMC議事録が公表されるほか、1月の米住宅着工件数が発表される。20日は2月の中国HSBC製造業PMI(速報値)、1月の米消費者物価指数(CPI)が発表される。21日に1月の米中古住宅販売件数が発表され、22日からG20財務相・中央銀行総裁会議が開かれる。