春の訪れが待ち遠しいが、風水建築デザイナーの直居由美里さんが、風水の観点から春に運気を上げる方法を解説する。
* * *
東洋占術では、季節や時間、方角などあらゆるものを陰陽五行に置き換えます。木火土金水の五行では、春は木行に属します。そして木行の象徴する現象のひとつが「音」です。
風水では、邪悪なものは音に対して弱いと考えられています。古来、建物の軒に風鈴が吊るされていたのも、魔除けのためでした。春こそ、家の中の音を整えましょう。心地よい音色が響く家には、次々と幸運が訪れます。
まず、風水で最も重視されている玄関には、きれいな音の出るドアベルをつけると、家の中に幸運を招き入れることにつながります。チャイムやインターホンの調子が悪いようなら、すぐに修理を。
音楽が好きなら、美しいメロディーを楽しみましょう。だらだらとテレビをつけっぱなしにするのではなく、好きな音楽をかけて丁寧にいれたお茶を飲めばそれだけ心が豊かになります。「何か新しいことがあるのではないか」と、パソコンやスマホ、タブレット、携帯をしょっちゅうチェックするのも、運気にはマイナスです。
「SNS疲れ」という言葉も生まれていますが、ネット上への投稿に対して、人がどう反応したかをチェックしてばかりいては、自分の人生を全うすることはできず、開運とは程遠い生き方になってしまうのです。
※女性セブン2014年3月20日号