そこで問題になるのがフィルターの「掃除」「交換」の選択である。
「大手3社はフィルターの“10年交換不要”などを謳っていますが、そのためにはマメにフィルターを掃除しなければなりません。
ダイキンのように空気清浄機の本体内でカビ菌などを分解・除去する技術(ストリーマ)があるならまだしも、そもそも有害物質の詰まったフィルターを手を汚しながら掃除すること自体がナンセンスです」(安蔵氏)
もちろんランニングコストはかかるものの、前出のブルーエア製品などは定期的なフィルター交換のみで掃除する手入れ方法はない。常に真っ新なフィルターを装着することで、空気清浄機の性能や効果を長持ちさせるだけでなく、よりホコリを近付けないことにも繋がるのである。
高性能モデルが年々登場し、価格帯も上昇傾向にある空気清浄機。しかし、単に機能満載で高額だからといって清浄能力が高いとは限らない。そのことを念頭に置いて賢い製品選びをしたい。