女性セブンが主婦360人を対象に行なったアンケートによると、「増税でいくら節約しますか?」との質問に対し、8.8%が月5000円未満、19.2%が月5000円くらい、23.3%が月1万円くらい、9.8%が月2万円以上と回答した。どうやら、今回の消費増税にあたって、月1万円くらいの節約を目標としている主婦が多い模様。そこで、実際に月1万円以上の節約に成功したという女性から、家計見直しテクニックを教えてもらった。
京都府に住むシングルマザーの関口優子さん(仮名・54才)は、水道メーターの手前にある元栓のバルブを少し締め、出水量を減らせて、節約を実践した。
「通常の8割程度の水流で若干物足りなくはありますが、わが家では、水道代が2割節約に。月4000円程の水道代が800円安くなりました!」(関口さん)
自宅の水道栓の大元を1か所締めれば、キッチン、風呂、洗面所などすべて一度に節水でき、手間いらず。
東京都の専業主婦・真辺美紀さん(仮名・45才)は、試供品を使うことで節約。特に、春と秋は化粧品の新製品が出る時期で、試供品キャンペーンのラッシュだ。
「まずはメーカーサイトに会員登録して一足先にサンプルをもらい、スーパーやドラッグストアの店頭配布が始まったら手当たり次第にはしごして、集めまくる。これで2~3週間は軽く持ち、節約できるし、新しいコスメ情報もゲットできます」(真辺さん)
また真辺さんは、増税後に顧客争奪戦が過熱しているスーパーの見切り品での節約を実践。ライバルの少ない高級住宅地に“狩場”を絞っている。
「見切り品の競争率が低いうえ、品質もいい! しかも、元が高値なので思い切って割り引いてくれる。わが家の食費は、これで月2000円ほど安くなりました」(真辺さん)
静岡県の専業主婦・杉山香奈子さん(仮名・34才)は、光熱費で節約している。家庭の消費電力としては冷蔵庫と並んで高い照明。節約には消費電力の低いLEDへの交換が有効だ。
「4部屋のシーリングライトをLEDに交換。3万1000円の出費でしたが、試算では月に1500~2000円の節約ができるとのことで、1年半もすれば元がとれるはず!」(杉山さん)
ガス代は、保温調理鍋を活用し、火にかける時間を大幅に短縮。余熱も利用して煮込む。中火で1時間加熱した場合のガス代目安が21円。これが10分の1になると2.1円で約19円お得。月に10日煮物を作るとすれば190円は安くできる。
※女性セブン2014年4月17日号