伝統的な野沢菜や切り干し大根などのほか、中央自動車道の諏訪湖サービスエリアでは信州牛やチーズ、トマトソースのおやきが展開されている。道の駅白馬でもポテトサラダおやきといった変わりおやきも好評だという。
3年ぶりに首位を奪還したとはいえ、長野の王座はまだ盤石ではない。総世帯の調査で奈良をわずかにかわしたが、その差はだったの1円。二人以上の世帯を対象とした調査に限定すれは奈良の1056円に対して1013円と、いまだ後塵を拝している。もし真の粉もの王国の座が奪還できたとして、そのとき長野の粉もの文化はどう変化しているのだろうか。そこには、古き食習慣を未来へとつなぐヒントが隠されているに違いない。