ここ数年で大きく変わったのが、眉メイク。10年以上がんばって描いてきた眉山くっきりの細眉は、もはやオバサンの象徴だという。
「この数年、太眉が復活しています。もちろん、1980年代の黒々した、主張の強い太眉ではありません。今の流行は、自毛を生かしているかのようなグラデーションや、空気感を重視した眉です」と、ヘア&メイクアップアーティストの加藤聖子さん。
いかにも描きましたという眉は古く、今では元々の眉を生かしたナチュラル感がポイントとなっている。
とはいえ、眉はメイクの中でも難易度が高いパーツ。さらにオーバー40は、眉山の位置や形を決め込んだ細眉が、体に沁み込んでいる世代だ。
「オーバー40ほど眉は大切。加齢によって顔がたるんだり血色が悪くなったりしますが、太眉は顔を若々しく見せる効果があります。また、加齢などで毛が少なくなっている人でも、パウダーを使えば、トレンドのふんわりした眉が作れます。メイクアイテムも格段に進化して、以前よりずっと描きやすくなっているので、今こそ眉の見直しを」(加藤さん)
※女性セブン2014年5月29日号