一度は販売終了を経験したトラウマなのか、愛用者たちの広報活動ぶりも目立つ。安田祥子さんはTwitterに「野音コンサートでご一緒のキンタローさん喉が弱く、大変との事、良子さんと妹が切にお願いし再発売になったのど飴を差し上げました。ネットでしか買えないそうです」というコメントと、同商品を手にした由紀さん・モノマネタレントのキンタロー。さんとの3人で撮った写真を投稿。こうした口コミから、しばしば品薄状態になることもあるようだ。
また再販のきっかけとなった森山さんと矢野さんは、商品につけられているPOPシールにも推薦コメントを寄せているほか、コンサートの物販ラインナップにまで同商品を加えている。ここまでになると、広告契約といった形になるケースなのだが、そのあたりがどうなっているのかも聞いてみた。
「当社が再販したことに、とても感謝してくださっていて、『とにかく販売を続けていただけるように、お手伝いしたい』とおっしゃられて、ほんの気持ち程度の謝礼しか受け取っていただけてないんです」(前出・磯部さん)
実際問題としては、商品の特性やメーカーの事情などによって、再販の要望が必ずしも通るわけではないだろう。しかし、こうした実績があることは、ケア商品が生産中止になって困っているプロにとって、少しだけ希望の持てるエピソードといえそうだ。