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158番まであるギリシャ国歌 演奏時間は55分、普段は2番まで

 日本が敗退してしまい、寂しい感じもしないでもないサッカーワールドカップブラジル大会。日本と同じグループCの2位だったギリシャも決勝トーナメント1回戦でコスタリカに敗れた。

 そんなギリシャの国歌はなんと158番まである。『フットボールde国歌大合唱!』(東邦出版刊)著者でサッカーライターのいとうやまね氏は、こう説明する。

「最後まで聴くと、演奏時間は55分。公式の場では2番までを歌います。日本戦ではメンバーが1人退場になり10人で粘りの守りをみせました。そのプレースタイルは延々続く国歌と共通していますね(笑い)」

 国歌といえば、世界最古の国歌といわれるのがオランダ国歌。オランダの国歌なのに、「スペイン国王に変わらぬ忠誠を誓ってきた」と歌われる。

「国歌が15番まであって全体でひとつのストーリーになっています。1番はオランダ建国の父の自己紹介部分。15番まで歌えばスペインからの独立を願う話にいきつくのですが、国際試合では1番のみが歌われます。みんな歌詞の内容について気にしている様子もありません」(いとうやまね氏)

 いくら最後は独立を願うとはいえ他国への忠誠を声高らかに歌うなど、アジアではなかなか考えられないような…。

※女性セブン2014年7月17日号

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