ライフ

「昼食時のビール」でも依存症要注意群に 厳しい診断テスト

 休日の散歩中にふらりと入った昼時の蕎麦屋。通を気取って、まずは天ぷらをツマミに冷酒を一杯──。多くの人が羨むだろう粋なひとときだが、その行為は「アルコール依存症」と見なされかねないのだという。

“そんなバカな”と驚かれるかもしれないが、厚労省や全国の医療機関、製薬会社などのHPで紹介されている「診断テスト」では、そう診断されてしまうのだ。その驚きの基準を見てみよう。

 まず、質問されるのは「最近6か月の飲酒習慣」だ。男性版には10の質問があり、それぞれに「はい」「いいえ」で答える。

 1項目でも当てはまれば「アルコール依存症要注意群」、4項目以上だと「依存症の疑いがある」と判定される。

 たとえば「朝酒や昼酒の経験が何度かある」。ゴルフ場の昼食時にビールを飲むゴルファーは珍しくないが、その人たちはもれなくアウトだ。

 続いて「酒を飲まないと寝付けないことが多い」。寝酒の習慣がある人はもちろん引っかかる。この2つの質問は少なからぬ人に当てはまるのではないか。

 設問では、飲酒に対する意識も問われる。たとえば「飲まない方がよい生活を送れそうだと思う」。確かに深酒して二日酔いの日には、誰だってそう考えるだろう。また、読者諸氏の周囲に「酒を飲まなければいい人なのに」といわれる同僚や友人は、1人や2人ではないはずだ。ましてや「食事を1日3回、ほぼ規則的にとっていない」なら、酒を飲んでいるかどうかにかかわらず依存症の疑いが濃くなってしまうというのはどうにも解せない。

関連キーワード

関連記事

トピックス

水原一平氏はカモにされていたとも(写真/共同通信社)
《胴元にとってカモだった水原一平氏》違法賭博問題、大谷翔平への懸念は「偽証」の罪に問われるケース“最高で5年の連邦刑務所行き”
女性セブン
尊富士
新入幕優勝・尊富士の伊勢ヶ濱部屋に元横綱・白鵬が転籍 照ノ富士との因縁ほか複雑すぎる人間関係トラブルの懸念
週刊ポスト
3大会連続の五輪出場
【闘病を乗り越えてパリ五輪出場決定】池江璃花子、強くなるために決断した“母の支え”との別れ
女性セブン
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
大阪桐蔭野球部・西谷浩一監督(時事通信フォト)
【甲子園歴代最多勝】西谷浩一監督率いる大阪桐蔭野球部「退部者」が極度に少ないワケ
NEWSポストセブン
がんの種類やステージなど詳細は明かされていない(時事通信フォト)
キャサリン妃、がん公表までに時間を要した背景に「3人の子供を悲しませたくない」という葛藤 ダイアナ妃早逝の過去も影響か
女性セブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
大谷翔平に責任論も噴出(写真/USA TODAY Sports/Aflo)
《会見後も止まらぬ米国内の“大谷責任論”》開幕当日に“急襲”したFBIの狙い、次々と記録を塗り替えるアジア人へのやっかみも
女性セブン
創作キャラのアユミを演じたのは、吉柳咲良(右。画像は公式インスタグラムより)
『ブギウギ』最後まで考察合戦 キーマンの“アユミ”のモデルは「美空ひばり」か「江利チエミ」か、複数の人物像がミックスされた理由
女性セブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン