車の運転は得意な人とそうでない人の差が激しいという。特に、ある程度の年齢になってから免許を取った人は、苦手意識が強いとか。神奈川県に住む女性・Mさん(32才)の旦那様は、35才にして青葉マーク。ちょっと恥ずかしい“事故”を起こしてしまったという。
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35才にして運転免許を取ったダンナ。さっそく「ドライブに行くかぁ~」と言うけど、運転歴12年の私は、乗る前に「右、アクセル、左、ブレーキ」って復唱するような奴の車には、1秒だって乗りたくないわよ。
見たら運転席のダンナも、緊張で顔が平べったくなっているの。案の定、大通りに出たところで、「やばっ! オシッコ出そう」だって。
そしてトイレを借りられるコンビニを探しながら、のろのろ運転して、急ブレーキをかけたとたん、後ろから追突された。
「ひゃははぁ~、ああ~」
追突はコツン程度だったのに、隣のダンナの様子が明らかにヘン。追突した人が、「大丈夫ですか?」と来てくれても、ダンナはハンドルに顔を突っ伏して震えている。
「オシッコ、も・ら・し・た」
小声で言うから、見たらズボンもシートも変色しているじゃないの。
慌てて追突した人に「気にしないで行ってください」と何度も言ったんだけど、「そういうわけにはいきませんよっ」って、その場で救急車呼んじゃった。
そのうち、救急車が来て、人も集まってきて。ますます顔を上げられないダンナに代わって、隊員に、「ただ、オシッコもらしただけです」って言う恥ずかしさ。あれからダンナ、ドライブのドの字も言わないわ。
※女性セブン2014年11月27日号