ライフ

障害者用駐車場に停車する高齢者「私も同じようなもの」と強弁

 若い世代の手本であるはずの高齢者が、逆に公共の場で若者から眉をひそめられてしまう事例が後を絶たない。高齢者たちの「品格」を失った行動には、ツイッターなどネット上で、多くの若者から厳しい指摘が投稿されている。
 
〈年寄りは自分を弱者だと理解して開き直るからな〉
〈高齢者は大事にしなくてはいけないと思いますがそういう人を見るたびに大事にしたくないって思っちゃいます〉
〈若い人よりずっとマナーが悪い〉
 
 そうした若者たちの声は、ネット上にとどまらない。時には現実社会で直接ぶつかり合うこともある。北関東にあるスーパーに勤務する30代女性が語る。
 
「いつもスーパーの出入り口に一番近いところにある障害者用駐車場に車を駐めるおじいさんがいるんです。見たところ体が不自由には見えないし、時には孫を抱きかかえている。
 
 先日、障害者マークを貼った車が来た時にもそのおじいさんが先に駐めていたので、見かねて『そちらは障害者の方の駐車場です』と注意したら、『私は高齢者だ。障害者と同じようなもんだ』『常連客に向かって文句をいうのか』と言い返されました」
 
 都内のスーパーでも“逆ギレ事件”は起きた。混雑する夕方のスーパーではレジに列ができる。そんなとき、仲間内で話していて列があるのを気付かないふりしながら堂々と横入りする高齢女性たちがいた。店員が「並んでください」と注意すると、「年寄りに長い時間並べっていうこと?」と睨まれた──。

※週刊ポスト2014年12月12日号

関連キーワード

トピックス

トレードマークの金髪は現在グレーヘアに(Facebookより)
《バラエティ出演が激減の假屋崎省吾さん“グレーヘア化”の現在》中居正広氏『金スマ』終了を惜しむカーリー「金髪ロング」からの変貌
NEWSポストセブン
姉妹のような関係だった2人
小泉今日子、中山美穂さんのお別れ会でどんな言葉を贈るのか アイドルの先輩後輩として姉妹のようだった2人、若い頃は互いの家を行き来し泥酔するまで飲み明かしたことも
女性セブン
彼の一世一代の晴れ舞台が近づいている
尾上菊之助「菊五郎」襲名披露公演配役で波紋、“盟友”尾上松緑を外して尾上松也を抜擢 背景に“菊之助と松緑の関係性”を指摘する声も「最近では口もきかない」
女性セブン
39度目の甲子園で戦った明徳義塾・馬淵史郎監督(写真/産経新聞社)
【敗軍の老将・兵を語る】明徳義塾・馬淵史郎監督がメディアの報道に「頭にきているんですよ」 それでも健在だった的確な「敗因分析」コメント
NEWSポストセブン
「え、本物……?」小柄だが顔が激似の“大谷似翔平”にファンが歓喜
「似すぎ…!」大谷翔平に今永昇太…メジャーリーグ開幕当日、東京ドーム場外に“そっくりさん”が大量出没「めっちゃ本人じゃん」
NEWSポストセブン
大の里の昇進をめぐっては悩ましい問題も(時事通信フォト)
大の里「次の横綱」への最大の懸念は“大関ゼロ”問題 ガチンコ全盛時代に求められる“2場所連続優勝で文句なしの昇進”のハードルの高さ
週刊ポスト
実際の告知は執行当日、1〜2時間前に行われることが基本となっている
《死刑当日告知裁判》「早朝、革靴の足音で “その瞬間”への恐怖が増す」死刑囚と接した牧師が明かす“執行前の実態”「精神的な負担から睡眠薬頼りに、顔は腫れぼったく収監前の面影が消える」
NEWSポストセブン
大谷翔平を応援にきた女性。※こちらの女性たちは「体調不良って嘘ついて会社サボって観にきた」方ではありませんのであしからず…
《大谷翔平フィーバー!》東京ドーム前を埋め尽くす「OHTANI 17」のユニフォーム」、20代女性ファンは「体調不良って嘘ついて会社サボって観にきました(笑)」
NEWSポストセブン
男性キャディの不倫相手のひとりとして報じられた川崎春花(時事通信フォト)
“トリプルボギー不倫”の女子プロゴルフ・川崎春花、阿部未悠、小林夢果を襲う「決勝ラウンド3人同組で修羅場中継」の可能性
週刊ポスト
都内の高級住宅街に大きなあ戸建を建設中の浅野温子
浅野温子、都内高級住宅街に二世帯住宅を建設中 資産価値は推定5億円、NHK元アナウンサーの息子一家との同居で始まる“孫育て”の日々
女性セブン
再婚妻との子どもが生まれた東出昌大。杏はイラストで子どもとの日常を投稿
《東出昌大と新妻による出産報告も突然のYouTube休止》3児の母・杏がSNSに投稿していた「家族イラスト」の意味深な背景
NEWSポストセブン
寺本幸代監督が制作秘話を語った
《口コミでも絶賛の話題作》『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』監督が明かした制作秘話 「ドラえもん愛」「王道への挑戦」から生まれたこだわりのシーンとは?
NEWSポストセブン