イケメンや美女だからといっていい話ばかりではない。人によってはこんな苦労も…。
21才男子大学生のAさんはこう語る。
「アルバイト先のコンビニでいつもぼくのレジに並び、会計中にじっと見てくる50代と思しき女性がいます。特に何を言ってくるわけでもないのですが、おつりの小銭を渡すとき、さりげなくぼくの手を握ってくるんです。その手がいつも湿っていて、気持ちがいいとはいえませんね…」
また、飲食店に勤務する29才女性のB子さんも言う。
「パート先のレストランによく来る50代の男性客から、毎回デートの誘いを受けていました。常連さんなので、無下に断ることもできず、『また今度にしましょう』と言って適当にあしらっていました。そうしたらある日、10万円もするような高級ブランドのバッグを持ってきて。さすがにそれは受けとれないと断ったら、『美人だからってすかしてんじゃねえ』と逆ギレされてしまいました。その日を境に男性客はぱったり来なくなりました」
問題は客ばかりではない。33才主婦のC子さんはこんな話をしてくれた。
「パートの面接でスーパーに行ったら、何も話していないのに店長がニヤニヤ笑いながら『うちは顔より気だて重視ですからね』って。その言い方があまりに気持ち悪く、腹が立ったので『気だて最悪で悪かったですね』って言って面接せずに帰ってきちゃいました」
イケメン・美女の苦労は何も仕事の場だけに限らない。27才女性会社員のD子さんはそのルックスのせいで人間関係にも支障が生じているという。
「職場の女性同僚が合コン話で盛り上がっていても、絶対に私を呼んでくれません。仲が良い友人に理由を聞くと、『みんな美人のあなたを誘ったら、自分たちが引き立て役になっちゃうと思っているのよ』ですって。そのくせ、上司からは『きみがいると場が華やぐから』と、ホステス要員でオヤジばっかりの飲み会でお酌ばかりさせられます。こんなことなら、ブスと言われようが合コンに行って楽しい時間を過ごせるほうがよっぽどマシです」
※女性セブン2014年12月18日号