もちろん、ファミマやローソン以外のコンビニチェーンもクリスマス特需を狙ってチキンの販売を強化している。
セブン-イレブンの「揚げ鶏」(170円)やサークルKサンクスの「こだわりチキン」(190円)などは20円安くなるセール(25日まで)を実施したり、ミニストップの「プライムチキン」(190円)が12種類のハーブとスパイスを使ったリニューアル効果を狙ったりと、各チェーンともクリスマスのチキン需要を取り込もうと必死だ。
「コンビニ各社は店内で揚げるフライヤー商品を増やしていますが、中でもチキンメニューは圧倒的に人気で、コンビニとの相性がいいようです。
今後も、クリスマス時期だけでなく年間を通じて売れるような新たな商品もたくさん開発するでしょうから、コンビニチキンの売り上げはまだ伸びていくと思います」(前出・清水氏)
定番化するコンビニチキン。だが、専門店の巻き返しを含め、業態の垣根を超えたチキン商戦はますます熱くなりそうだ。