首には迷走(めいそう)神経(しんけい)があります。迷走神経は、大部分が副交感神経の繊維でできていて脳から腸にまで届いている唯一の神経で、すべての内蔵機能を左右する重要な役割を担っています。また、首には星状(せいじょう)神経(しんけい)節(せつ)という交感神経の集まる場所もあります。
いかに首の凝りをほぐし、血流を良くするかということが副交感神経のみならず、私たちの内臓器官および心身のパフォーマンスのレベルを上げ、不眠を改善する鍵だといえるわけです。
どうすればストレスフルで多忙な日常生活の中において、直接的かつ効果的に首を緩めることができるのでしょうか?
ポイントは4つあります。【1】首を暖める、【2】東洋医学を取り入れたツボを押す、【3】ストレッチ、エクササイズを行う、【4】正しい姿勢を意識する。
極めて単純なようですが、これが首を緩める最強メソッドです。これらを行うことによって大きなストレスや不安、ネガティブな感情に襲われたとしても、そのダメージを最小限にし、必ず乱れた自律神経をリカバリーすることができます。その結果、質の高い睡眠を手に入れることができるのです。