サービスのキーワードは 「わかる、はまる、あがる」。最後の「(成績が)あがる」はあくまで結果なので、開発は「わかる」と「はまる」に注力し、5つの特色にこだわったという。
「5つの特色のうち2つは“わかる”ためのこだわりです。1つ目は“基礎教育における先生の圧倒的な質”。文部科学省から教え方の賞を受賞している方や、大手の進学塾で何年も続けて最優秀講師賞を受賞している方など、小中学生の教育マーケットで話題となっている、質の高いカリスマ先生に授業をお願いしています。
2つ目は“未来型授業”。情報が膨大となり、多様化する現代社会においては、解答は一つではなくなっています。21世紀社会を生き抜くためには、これまでの暗記する勉強から、多様な思考ができるリベラルアーツ的なスキルが重要。こうした未来型授業を行なえる先生方にも、授業を依頼しました」(中野さん)
選りすぐりの講師陣の授業は、事前モニターとして『勉強サプリ』を利用した約800人のユーザーの93%から「わかりやすい」という評価を獲得している。
「残り3つは“はまる”ためのこだわりです。3つ目は“効率的にリズムよく理解”すること。『勉強サプリ』にテスト対策というサービスがあるんですが、テスト範囲を指定すると、“この単元の中であなたの苦手な部分はここだから、重点的に勉強してください”と教えてくれる。学ぶ側は“じゃあ、これとこれを勉強しよう!”とリズムよく勉強できます。これは活動ログをとって蓄積していくウェブサービスならではの機能です。
4つ目は“ゲーミフィケーション”(ゲームの要素を含めること)。モニターの中には、初めから“勉強は嫌い!”という子たちがどうしてもいました。彼らが勉強に興味を持ち、継続していくための入口をゲームとしています。授業動画やドリルを解いていくとポイントが貯まり、それに応じてキャラクターが進化し、服の着せ替えも楽しめる。実際に試してもらったユーザーはゲームのあるなしで、ドリルを解く数に2倍の差が出ました」(中野さん)
そして中野さんが最もこだわったのが、5つ目の特色である「親子のコミュニケーション」だ。